町工場に足りないのはデキル人材よりも普通の人材?【普通の人材を獲得する方法】

工場で働く

こんにちは。

 

町工場でも人手不足がずっと言われ続けていますが、町工場の経営者は図面が読めて、製造工程を自分の頭で考え、機械を動かして、短時間で正確にキレイな製品を作る人材を求めます。

でも現実はそんな優秀な人材など、小さな町工場に入ってくるわけがないのです。

引く手あまたで給料の良い大きな会社に引っこ抜かれるのがオチってもんです。

 

なので、多少の”できない”部分には目をつむろうと思っているあなた。

現実はそんなに甘くないかもしれません。

 

以前、こんなツイートをしました。

 

教育劣化どこまで 社会に出て「引き算」を習う大人たち 

この文面を見ただけでも、嘘だろ?と思ってしまいそうですが現実です。

 

「8-0.23=□」

「66.3÷1.3=□」

「桃を24個ずつ箱に詰めたら12箱になりました。9個ずつ詰めると何箱できますか」

「350ページの小説を140ページまで読みました。読み終えたページは全体の何%ですか」

このような問題に答えることができない大人が増えているというのです。

当然のことですが、人材募集をかけて応募してくる人の中にもこういう人たちがいる可能性は十分にあるということです。

問題は引き算や割り算ができないことではない

ここで問題となるのは、足し算、引き算、掛け算、割り算ができないという事実ではないです。

 

もちろん、日本の義務教育を終えた大人がそれくらいのレベルの算数ができないことには驚きを隠せない人もいるでしょう。

だけど、それくらいの計算はやり直しをすれば何とかなるだろうし、計算だけなら計算機やエクセルなどに代わりをさせることはできる。

 

それよりも、これくらいの計算(数的思考)ができないような基礎能力では、その他の色々な面で支障が出てくる可能性が高い。

例えば、あなたの会社の従業員の中には、こちらの言っていることをスムーズに理解しないなんてことは往々にしてあったりするのではないでしょうか?

 

デキル人は1言えば9推測して追っかけて理解する。

出来ない人は、10言っても1しか理解できないのだ。

 

この差は足し算ができるか出来ないかの差と言ってしまうと極端だが、相関性があったりする。

小さな町工場だと、人材採用では面接しかしないという会社も多いと思うが、簡単な計算問題がちゃんとできるかどうかを試験するというのも1つの手であると言えよう。

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結局、町工場も3割のデキル人に支えられている

よく言われることだが、町工場の根幹を支えているのは社員の中でも3割のデキル人間だという。

残りの7割は普通もしくは普通以下。

このような言い方をするとバッシングを浴びそうだが、デキル人と相対的には出来ない人が存在するわけで、あくまでもその会社の中での話です。

 

ある種、デキル人がいて、出来ない人もいるグループ集団だからこそ、集団として成り立つという。

社員全員が優秀だと、グループは崩壊するのだ。

 

ボスがいて、中ボスがいて、雑魚もいる。

それで世界はうまくいっているのです。

 

だから町工場の中にも出来ない人間はたくさんいる。

「こうやって、このように加工してください」と指示した次の瞬間に違うことやってたり。

正気か??と疑ってしまう。

 

そいう人たちは、各々の作業に創意工夫というものは微塵もない。

言われたことを言われた通りにしようとするだけ。

もっと質が悪いのは、言われた通りにすらできない人たち。。。

 

おそらく、このような社員に頭を悩ませている経営者や管理職の人たちは多いことだろう。

首を切って新しい人材を入れたいところだが、新しい人材が入るかどうか、その人材のスキルもどうだか・・・というところで結局は何も変わらずではないだろうか。

人材募集は『普通にできる人募集』にした方がよいかもしれない

人材募集の段階では普通にできる人を集め、その中からデキル人材に昇華させていくほうが良いのかもしれません。

リクルートの人材募集要項の欄をみていると「未経験OK]など、できる限りハードルを下げて多くの人を集めようとしていることが見て取れる。

 

だけども、本気で出来ない人を採用してしまうと、入社させた後がお祭りになってしまう。

 

あれもできない、これもできない、言っても聞かない、理解できない・・・

解雇できない・・・

という始末にならないためにも、せめて普通にできる人を集めることを意識した方が良い。

そのためにも簡単な計算の採用試験は設けたほうがよさそうです。

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