配管継手の大量生産、月産数100万個なんて余裕!!【台湾メーカー】

海外の外注

こんにちは。

普段から金属部品の単品加工をメインにコツコツと仕事をしていますが、ホームページやブログから色々な問い合わせを貰います。

あるいは、人づてに相談されたりもします。

そんな中には量産案件だってあります。

 

月産数万個以上。

あるいは数百万個。

 

これは流石に自社で対応できないので、完全なるブローカーとして動かないといけない案件です。

消耗品とかネジ関係の部品は特に量産が多いですね。

 

ここで紹介する配管継手ナットだって量産案件が多い部品ですが、日本国内で安定して月産数万個以上を複数種類対応してくれる会社ってそんなにないんですよね。。。

そうなると海外かなと思いますが、日本人の特徴なのかは分かりませんが「海外製」を嫌う傾向はまだまだ一部で残っています。

 

でも、そういった考えはどこかで捨ててしまわないと結局は作るところが日本国内で無い・・・ということに。


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配管継手の生産1日数万個

とある会社より、配管継手の生産見積もり依頼がありました。

配管継手というのは、水道とかガス管などにもついているアレです。

実は見渡せば、私達の身の回りのあちこちに存在しています。

 

その数、月産3~4万個。

 

さらには、1種類だけではなくて100種類くらいあるとか。

つまり、月産3~4万個 x 100 = 300~400万個

単品加工屋である弊社内では絶対にできない数です。

 

国内の私の知り合いで、この数を安定して生産してくれる会社はパッと思い浮かびません。

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”Akimaru.jpg” name=”Akimaru”]どうするべ? [/speech_bubble]

 

そんな時・・・

白羽の矢を指したいと思ったとある社長さんがいました(笑)

 

この社長さん、工具から金属部品から化粧品に雑貨?まで色々と情報をお持ちで、何かとルートを模索してもらえたりします。

私のお気に入りの一人です。

 

確か、以前に台湾で配管継手を作るメーカーを知っているような話をされていたなぁ~

ということから相談。

アメリカ大手企業のパーカーハネフィン社の製品のOEMをしているという会社があるとか。

 

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”Akimaru.jpg” name=”Akimaru”]じゃぁ、是非とも見積り検討してもらえるよう、お願いします!! [/speech_bubble]

という流れで見積もりもしてもらいましたし、量産における懸念点など色々と回答してもらいました。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”Akimaru.jpg” name=”Akimaru”]ところで、月産数万個~数百万個だけど大丈夫なん?? [/speech_bubble]

という心配があり質問しましたが、毎日数万個の部品をパーカーハネフィン社に向けて出荷しているし数百万個なんて余裕よ!!という回答。

 

す・すげぇな!

世界は違うぜ。。。

生産した配管継手はどのように梱包して送るのか?

よくある話ですが、量産品の場合梱包方法が悪くて輸送時にボコボコになってしまうというトラブル。

折角、加工時には綺麗に仕上がっているのに客先に届いたらボコボコってたまりませんよね。

ここは事前チェック必須です。

 

その結果、ここの台湾メーカーではネジ部分にプラスチックカバーを付けて一定数を袋に入れる。それを段ボール箱に入れて出荷だそうです。

材料ミルシートはもらえるか?

金属部品加工の世界では、素材間違いはご法度です。

材料問題と言えば、2017年に神戸製鋼がアルミ材のデータ改ざんをしていたということで、大きな社会問題となりました。

それくらい、重要なことなんです。

 

その材料証明書に相当するのがミルシートであり、金属製分などが書かれた紙です。

通常、材料を購入するときに要求すれば必ずもらえます。

 

ミルシートはありませんという材料はまずない。

もちろん、ここのメーカーからも配管継手の生産に使った素材のミルシートは提出してもらえると回答がありました。


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工場での不良品対策や検査体制は?

やっぱり量産で一番気になるのが不良品率です。

 

納品したけど、NG品ですよ!!

やり直し!!

というようなトラブルが続いたりすると、儲ける儲けないの前にうんざりです。

トラブル処理のために毎日仕事しているなんてゴメンです。

なのでここも要チェック。

 

とくに、ここのメーカーは大手企業の仕事をしているので、そこの製品に対してはどのような管理体制を持っているか聞くべきですね。

すると、寸法検査はノギス、マイクロメーター、投影機などを使用してチェック。

その後、全て目視検査をしているそうです。

まさに人海戦術的なやり方です。

 

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”Akimaru.jpg” name=”Akimaru”]

これって画像選別機を使ったほうが良くない?[/speech_bubble]

you tube から「画像選別機」の検索で拾ってきた動画です↓

確か、うちの知り合いも画像選別機をお客様に導入する手伝いをしていたような・・・

トラブル発生時の対応はどうするのか?

どんなに品質管理体制を整えていようとも、万が一のトラブルというのは想定しておかないといけません。

これについても、パーカーハネフィン社との契約ではどのようにしているのか、台湾メーカーに確認してもらいました。

すると、不良品が出た場合は全量返品だそうです。

 

量産品で全量返品ってエグイね。

 

数年前に不良品を一度出してしまったことがあるらしいが、それ以降は不良品率0%らしい。

なので、かなり自信を持って供給できるとのこと。

まぁ、ここまで自信を持てないと量産はやってられないかもしれないですね。

ナット、ネジ、配管継手の量産を台湾企業に任せてみませんか?

大手パーカーハネフィン社の仕事(OEM)をしているというのが、1つのステータスでもありますが、安心して任せられる会社であると言えます。

もし、ナットやネジ、配管継手の量産案件で困っているということがあるのでしたら一度検討してみませんか?


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