細いワイヤーを曲げてオリジナル商品を作り、ネットショップで売ろうと思った時、やはり考えるのは製造委託ですよね。
全て自分で1つ1つ作るハンドメイドという世界もありますが、100個、1000個と数を増やして売りたいと思うと流石に全部ハンドメイドするのは厳しい・・・
では、どこの業者に頼めばワイヤーを曲げたオリジナル商品を作ってくれるのでしょうか?
また、どのように相談して頼めばよいのか?
こういったことについて、今回は紹介します。
ワイヤーを曲げる業者探しは「ワイヤーフォーミング」で検索しよう
ワイヤーを曲げてくれる業者さんをインターネットを使って探すには、「ワイヤーフォーミング」と検索すればよい。
ワイヤーフォーミングとは、その名の通りでワイヤーを自由自在に曲げて製品を作ることです。
検索結果には様々な業者がずらりと並ぶはず。
ゼムクリップとかハンガー、バネ(スプリング)などを作っている会社は多いです。
とりあえず、1つ1つの業者さんのサイトを見て回りましょう。
「ここの会社、いいなぁ」と思っても、実はもっと自分の要望に合った会社が他に見つかったりするので少なくとも10社以上は見て回ってください。
各社ホームページの中で見て欲しいのは、掲載されているならばサンプル品の画像です。
同じワイヤーフォーミングでも、会社によって作っているものが違ったりすることもありますので、自分が作りたいと思っている形に近いものを作っている業者から相談していく方がいいですよ。
サンプル画像が掲載されていない場合は、全体的にどんなものを作っていそうかを感じ取ってください(笑)
「製造は1個からでも対応可能」と明記しているところはキープしておきます。
ワイヤーを曲げたオリジナル商品の相談方法
「ワイヤーフォーミング」でいくつかの業者が候補としてピックアップできたら、次は問い合わせですね。
いきなり複数社に相見積もりを取ろうと思わないようにしてください。
1社に相談してダメなら、次というようにした方がいい。
確かにコスト面がすごく気になるのも分かりますが、まずは加工対応してもらえるところを探し当てることの方が大事です。
では、具体的にどうやって問い合わせをしたらよいかについて。
ハンドメイドで作ったサンプルはあるけど、図面はない。
もちろん3Dデータなどもない。
ということであれば、業者さんにはサンプルをお渡しできるので、それと同じようにフォーミングできませんか?という相談をしてみよう。
サンプルの写真を撮ってメールで送るだけというのはおススメしません。
なぜなら、加工業者側としてはまるで分からないからです(笑)
形はある程度わかっても、細かい部分の寸法など加工する上で必要な情報は写真だけでは難しいのです。
業者さんにもよりますが、「もしもサンプルを送ってくれたら考えますよ」と言ってくれるところはあると思います。
それはどこの業者?と聞かれても、私もわかりません(笑)
とにかく、1社ずつ聞いて回るしかないです。頑張ろう。
サンプルは無く、まだ構想だけという場合は図面をまず用意しよう。
図面の描き方は分からないという場合、イラストでもよい。
とにかく、相手(業者)に伝わらないと相談しようがありません。
どうやったら伝わるか?ということをよく考えよう。
量産できる?できない?「ワイヤーアート」と「ワイヤー商品」の境目
製品として売りたい場合、生産量を考えないといけませんよね。
1個、2個ならハンドメイドで頑張った方がよっぽど安くつきます。
でも、100個、1000個単位になってくると量産してもらう方が安くなるし、労力も少なくて済みます。
ただ、問題点が1つあるんです。
それは、あなたが作りたいと思っているものが、機械で量産できるものかどうか?ということ。
たとえば、盆栽[BONSAI]というサイトを見つけたんですけど、これすごいですよ。
ワイヤーアーティストが作っているようですが、これを機械で大量生産しろと言われると、果たしてできるのかどうか??
この盆栽はたぶん無理。
ワイヤーフォーミングとはまた違うような・・・
とにかく、ハンガーやゼムクリップのように、単調な形をしているものなどは簡単に大量生産することも可能です。
ですが、もはや芸術作品とも言えるようなものになると難しいでしょうね。
じゃあ、ワイヤーアートとそうでないものとの境界線はどう判断したらいいのか?ということですが、これも業者さんによって技術の違いがありますので一概に言えません。
先ほどのワイヤー盆栽のように、どう考えても無理やろ・・・というものを除き、まずは問い合わせして相談してみるのが一番手っ取り早いです。
というか、それしか方法が無いです。
ワイヤー曲げでオリジナル商品を作ってくれる業者探しのまとめ
ということで、まずはインターネット検索で「ワイヤーフォーミング」と調べましょう。
検索結果で出てきた業者さんをまずは10社ほどピックアップする。
ピックアップできたら、1社ずつ問い合わせをしてみて対応してくれそうなところに深く相談していく。
自分で作ったサンプルなどがあるなら、できるだけ提示するようにしてください。
サンプルが無い場合は、構想などを分かりやすくスケッチするなどして、とにかく伝えられるように準備しておこう。もしくは、1個だけでも自分で作れるならばペンチなどを使って曲げて作っておくことをおススメします。