ようやく部品加工に慣れてきた頃、「テーパ」という言葉にも慣れてきたんじゃないでしょうか。
しかし、図面に「勾配」という単語を見てふと疑問に思ったりしませんか?
テーパと勾配って何が違うの? と・・・
同じようで違うテーパと勾配。
ここでは、この違いについて超簡単に説明します。
見ればすぐに分かりますよ。
テーパとは
三角コーンをイメージしましょう。
この場合、テーパは1/2になります。
計算方法は (Φ100-Φ50)÷100 です。
大きい直径から小さいほうの直径との差を全長で割るのがテーパです。
勾配とは
台形の板をイメージしましょう。
先ほどのテーパで示したものとサイズ的には同じですが、この場合、勾配は1/4になります。
計算方法は (50-25)÷100 です。
テーパの半分になります。
テーパと勾配の違い
「テーパ」という言葉を使えるのは、先細りになっている形のものだと理解するとわかりやすいと思います。
例えば、先ほどの三角コーンだとか、工具であればテーパエンドミル、テーパリーマなど。
全部先細りになっていますよね。
「勾配エンドミル」なんて絶対言わないでしょ?
一方で、勾配とは傾斜のこと。
つまり、先細りではなくて単純にスロープになっている形状のことを「勾配」と示します。
図面だと、テーパは原則として中心線に沿って表記し、勾配は傾斜線の上に表記します。
まぁ、製図をしている人でなければ表記方法はどうあれ、テーパと勾配の計算を間違えないように注意しておきたいところです。
よく勾配の計算を間違えてしまう人がいますので。。。