部品図面に書かれた『 T 』は何を意味するのか?面粗度記号の加工方法

面粗度記号の加工方法T 部品加工の基礎

部品加工の図面を日々見ているが、時々「なんだこれ?」というような記号を見ることがある。

 

たまーに見る「T.I.R」という表記についても、悩ましいばかりです。

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今回は▽▽▽の上に「T」の文字がある。

普段、なかなか見かけません。

どういう意味でしょう?

T = Turning = 旋削

答えは旋盤切削してくださいということらしいです。

▽▽▽なので、Ra1.6くらいの面粗度でしょうか。

Ra1.6の上のRa0.8になると、切削ではなく研摩加工になる。

 

ちなみに、JIS B0122規格を見ても「T」という文字は見当たりません。

あるのは、TC(歯切り)です。

 

図面にある記号って、意外とややこしいです。

見慣れていても、たまにしか見かけない記号がくると「ん?」となってしまいます。

 

面粗度記号の加工方法を示さない『T(t)』は『厚み』

厚み

このように「t=9mm」という文字があると分かりやすいですが、t は thickness の頭文字で、部材や材料などの厚さを示す記号に使われます。

単に「 t=9」と示す場合もあり、意味は同じく厚みが9mmということになります。

 

 

『PL』は plate (鋼板)の略称で同じく厚みを意味する

PL

図面によっては、「t」ではなく「PL」と表記されているものを見かけることもあります。

PLは鋼板を意味しており、「PL32」と書かれてあれば、厚みが32mmだということになります。

 

ややこし~

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