40代からの転職、工場勤務で未経験者が苦労すること

工場で働く

こんにちは!

 

うちの工場は社内加工でフライス加工をしていますが、フライス加工以外の全般で色々なお仕事の依頼を頂き対応させてもらっています。

近年では、中国や台湾の外注先も見つけているのでガンガン頑張る所存。

 

さて、先月よりうちの会社にも新入社員さんを迎え入れて加工に従事してもらっていますが、40代で工場勤務が未経験なんです。

20代、30代の若さは取り戻せないけれど、家族を養わないといけないのでやる気満々で頑張ってくれているのですが、やっぱりなかなか自分の思うようにはいかなかったり苦労したりするところがある様子。

 

そんな姿を見て、わけあって工場勤務にこれから転職しようかと思っている40代未経験の方々に、もしも工場勤務(特に小さな町工場)する時に苦労するだろうなぁと思うことを、町工場の経営者目線でお伝えしましょう。

実務作業が慣れる慣れない以前のところで、多くの人がつまづきます。

ご注意アレ!!

40代のあなたは、学生時代の勉強をどこまで思い出せる?

あなたは「工場勤務」と聞いてどのような仕事のイメージを持っているでしょうか?

一言に「工場」といってもその中身は様々です。

大企業の製造ラインで単調な流れ作業をする仕事。

重機などを操作する仕事。

工作機械を操作して部品加工をする仕事。

などなど

ここでは、町工場の中でも工作機械を動かして部品を作る仕事をメインにしている会社へ転職する場合に40代未経験者が苦労することを書きます。

 

まず、「学生時代の勉強」をどこまで思い出せるか?という質問の意図ですが、特に計算(数式)のことを指しています。

部品加工をする時には、図面を見ますし、図面には寸法を示した数字が色々と書かれています。

ただ、その数字だけを見れば部品加工ができるわけではなく、所々は自分で計算をしながら必要な箇所の寸法数字を出していかないといけません。

 

それは足し算、引き算、掛け算、割り算だけじゃないんです。

図面に記載されているのは、あくまでも必要最低限の寸法だけだったりします。

加工上、どれだけ削らないといけないのか、どれだけ加工物を傾けないといけないのかなど。

 

小中学校くらいには、図形の計算なんてのを算数で習った記憶がかすかに残っているかもしれません。

それが必要になります。

三平方の定理とか、三角関数とかです。

 

うはぁ!!頭が痛くなりそう!!!

という人は多いです。

でも、本当によく使う公式とか計算方法とかは、加工屋にもよりますけどごくわずか限られています。

 

最小限のことを思い出し、あるいはもう完全に忘れてしまっているなら新たに覚えなおしさえすればいいのです。

量は多くないです。

あとは、どこでどの計算方法を使うかだけ。

計算そのものは電卓がありますので問題ないはず。

 

40代未経験でも転職できそうな工場を探している人は結構多いみたいですが、工場の現場での作業なんて未経験者でも数ヶ月経てば慣れてきます。

もちろん、作業スピードは経験者と比べると劣りますが問題は作業そのものではなく、作業に入るまえの計算でつまづくんです。

 

普段の生活で、三角関数なんか使いませんし難しいとは思いますよ。

でも、難しいから出来ませんではクビになるのは時間の問題です。

 

そうじゃなくて、本当によく使う計算方法なんて限られているんですから、覚えようと思う気力を持つことが大事です。

会社に転職する前に尻込みしたり、会社に入ってから挫折したりしないで頑張ってください。

図面に書かれた数字の単位にとまどいを感じるかもしれない

町工場に就職して加工用の図面を見たとき、改めて気付くことがあると思います。

それが寸法単位。

 

普段の生活では、主に使う長さの単位が cm(センチメートル)ではないでしょうか。

ところが、部品加工の世界では寸法単位は mm(ミリメートル)が主流です。

図面に記載されている数字には単位が書かれていませんが、もちろん単位はミリメートル。

長さを測るノギスだってその目盛りの単位はミリメートルです。

 

だから、未経験者が最初に図面を見たら戸惑うかもしれない。

しかし、これも慣れです。

慣れたら何てこと無いですし、それが当たり前に思えてきます。

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工場勤務における40代の体力的不安

おそらくですが、これまで体力仕事をメインにしてこなかった40代が工場へ転職する場合、懸念されることの1つが体力。

これも結局は慣れてくれば、どうってことないのですけど最初はキツイ。

 

普段動かす事の無い筋肉を使ったり、後は未経験という意識が神経を尖らせて必要以上に体を疲れさせたりもします。

覚えないといけない事も最初は沢山あるので、脳がエネルギーを使いまくるので筋肉までエネルギーが十分に行き渡らなかったり。

 

最初の1週間が修羅場でもあります。

「俺、この仕事続けられるかなぁ・・・」

そんな不安が沸き起こるのも、最初の頃です。

 

確かに、20代の頃のようにエネルギーに満ち溢れていた肉体は年齢と共に衰えますが、体の動かし方が定着してくるようになると、それに順応する形で仕事を進めることができるようになります。

会社によっては、めちゃくちゃ忙しくてヒーヒー言う時もあるけれど大丈夫です。

体力的不安を思うなら、70代でもバリバリ元気に仕事をしている町工場の職人さんを思ってください。

彼らと比べたら40代なんて若い若い!

工場の転職はどうすればよいか?

あなたは、「40代 未経験 工場 転職」とインターネットで検索しましたか?

あるいは、ハローワークに行こうかと考えていますか?

いずれにせよ、自分に合った工場への転職を実現しないといけません。

ブラック企業になんて就職するわけにはいきませんから。

 

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工場に転職しようかなと思う動機はそれぞれだとは思いますが、仕事が簡単そうだからという理由で選んでいる場合は、思い直したほうがいいかも。

 

単純な流れ作業さえも、作業のコツとかあるようですし簡単に見えて簡単ではないと思う。

手に職をつけようと思って工場を探すなら、それはそれで転職してから必死で頑張る気持ちを忘れずに。

必ず、どこかのポイントで落ち込むときがありますから。

 

例えば、失敗して怒られたときとか、怪我をしてしまった時とか。

でも、めげないでね。

未来はあなた次第です。

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