コップに水とか紅茶、コーヒーを入れて置いておくと、乾いて内側に水垢がこびりついてしまいます。
私は登山に行くときにモンベルのステンレス製コップを持っていき、山の頂上でコーヒーを飲んだりするのですが、登山から帰ってくるとコップの内側が汚れてしまうんですよね。
家で洗剤で洗ったあとに布巾で拭けばいいのですけど、乾燥棚の上にポンと置いて自然乾燥させたりもします。
するとコップの内側が水滴のあとみたいなものがポツポツと残ってしまうのです。
これを何とかしたい。。。
そう考えていたところ、ふと思いつたのが表面の凸凹をできる限り無くせば水滴が残りにくくなるので水垢がつかないのでは?
そうだ、鏡面磨きしよう!!!
ということで、コップの内面を鏡面磨き(ラップ処理)しました。
水垢がつきにくくなったステンレス製コップのできあがり
ステンレスの表面を磨くには、細かい研磨剤を付けて均一に擦るしかありません。
簡単そうで、簡単じゃないのが鏡面磨きです。
部品加工の世界でも、鏡面磨き(ラップ処理)の専門業者があるくらいで、素人がやるとキレイに磨けたように見えて実は磨けていないということもよくあります。
そんなことを言ってる私も、専門の磨き職人ではないので偉そうなことは言えませんが、偶然にも私の同級生にラップ処理の上手い者がいてるので、彼にお願いして磨いてもらいました。
その結果がこちら。
どうですか?
ピッカピカです!
光が反射してまぶしい!!
こんなコップ見たことないでしょ?
ここまで磨くのに実に2時間かかったそうです。
機械でちゃちゃ~っとできると思っている人も多いかもしれませんが、手で磨くのですぐには終わらないのです。
では実際に水道水を入れてみた結果をお見せします。
鏡面磨きをしたコップとしていないコップそれぞれに水道水を入れて濡らします。
こちらは磨いていないコップ
こちらは磨いたコップ
乾燥させる前からすでに水滴の残り加減が全然違う。
並べてみると一目瞭然です。
鏡面磨きしたコップは水をはじくので、ちょっと振るだけでかなり水滴が取れます。
つまり、水滴が残らないので水垢がつかないということになる。
大成功です!!!
って当たり前なんですけど、私はコップの内側を鏡面磨きした製品って見かけたことないので斬新です。
コップの内側の汚れはクエン酸とか重曹とか使うと取れるよという情報はありますけど、そもそも汚れないコップがあればいいやんという話です。
洗うのも無駄に洗剤をつけたりゴシゴシと擦ったりする必要もないので、環境にもよろしいでしょう。
汚れがすごく落ちる洗剤もいいけど、汚れがつきにくいコップもいいです。
もしかすると、鍋をピッカピカに磨いたら、カレーを作ってもこびりついたりしにくいのでは!??
ラップ処理ってすごいでしょ?
一般の人は「ラップ処理」という言葉すら知らないと思いますが、このブログを見てくれた機会に覚えておいてもらえるといいかなぁと思います。
職人技の鏡面磨きです。
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