「アディポネクチン」とは健康長寿ホルモンと呼ばれ、100歳以上の元気な高齢者では高確率で体内に多く分泌されていることが確認されているホルモンです。
もともと私たちの体の中から分泌されるものだと思ってもらえればよい。
元気な長寿(高齢者)で多く分泌されていることから、アディポネクチンのことを長生きホルモンなんて言い方をする人もいます。
もちろん高齢者だから分泌されるわけではなく、若者でも中年でも関係なく分泌されている人は分泌されていますし、特別な人にしか分泌されないわけでもありません。
ただ、分泌量は個々で大きな差があると言われています。
その理由はいくつかありますが、とにかくアディポネクチンを多く分泌できるほうが健康で長生きできることは間違いなさそうです。
その根拠については学術論文でも報告されていますが、アディポネクチンには抗ガン作用や高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病予防に絶大な効果を発揮する力を持っているのです。
この事実は人間だけでなくサルやネズミといった他の動物でも同じように当てはまるとされています。
アディポネクチンが健康長寿に必要なわけ
健康で長生きするためには、とにもかくにも病気にならないことです。
そのため、病気になったら治療をする医療とは別に予防医学の重要性が叫ばれていますよね。
予防医学とは、どうしたら私たちは病気になりにくい心身を作れるか?ということを目的とした学問です。
私たち個人で取り組めることとして生活習慣の一言に尽きますが、そこにはアディポネクチンがとても深く関係しているのです。
アディポネクチンが多く分泌されると以下のようなメリットがあります。
- インスリン抵抗性が上がる
- 糖尿病になりにくくなる
- 肥満になりにくい
- 動脈硬化が起こりにくくなる
- 高血圧になりにくい
- ガンになりにくい
いずれも、私たちを悩ます病の原因となる代表的なものですね。
健康で長生きしている人は、知らず知らずのうちにアディポネクチンの恩恵を受けています。逆に、病気になってしまう人はアディポネクチンの分泌量が少ないのです。
いま、健康診断(人間ドック)では血液中にあるアディポネクチンの量を測定してくれるオプションを用意しているところもあるくらいです。
それくらい、多くの医師が注目しているホルモンなのです。
アディポネクチンの分泌の仕組み
長寿ホルモンとも呼ばれるアディポネクチンの分泌はどのようにして分泌されるのか。
その仕組みを知ることで、アディポネクチンを多く分泌するための秘訣が見えきます。
あの人はアディポネクチンが多いのに、なんで自分は少ないのか?
体質なのか?と悩む前に仕組みを知りましょう。

運動すればアディポネクチンは増えるのか?
アディポネクチンと運動には関係性がありますが、とにかく運動すればよいというわけではありません。
どのような種類の運動がよいか?
どれくらいの時間を運動しないといけないのか?
どれくらいの頻度で運動しないといけないのか?
アディポネクチンと運動の関係について紹介します。

アディポネクチンの分泌に影響を与える食品
食事のスタイルはみんなそれぞれですね。
いつでもササッと軽いもので済ませてしまう人もいれば、食事の時間をたっぷりと取ってゆっくりと食べる人もいます。
では、アディポネクチンの分泌に影響を与える食事の方法とは?

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