フライス加工で6面加工が超大事な理由

部品加工の基礎

ブロック状の素材から6面加工を始めるとき、その素材が6面加工をされたものか黒皮素材のものかによって、加工の進め方が変わりますよね。

特に6面加工はフライス加工を始める時に超重要です。

 

何が超重要かって言いますと、6面加工が粗悪な精度で仕上がっていると、ちゃんとした製品を作れなかったりするんですよね。

もしくは、作れるけれどもめっちゃ加工しにくくなったりするんです。

 

ここでは、その理由を解説してみようかと思うんですが、最近では6F材(6面加工された材料)が安く購入できるので便利になりましたが、フライス加工職人たるもの、やっぱり6面加工は基礎中の基礎ですから習得しておかなければなりません。

6面加工の方法については、フライスでの6面加工手順を解説!の記事で紹介していますので、6面加工ってどうやるの?という初心者さんは参考にしてください。

 

では、6面加工が超大事な理由について説明しましょう!

6面加工で加工品精度が変わる!?

6面加工ってそもそも何ぞや?というと、簡単に言っちゃえば黒皮のブロック素材とか丸材からピカピカ✨の四角いブロックに削り出すことです。

黒皮から6F

この工程がフライス加工の最初の工程なわけですけど、出来上がった6面加工品のブロックがちゃんと6Fされていないと、その後のフライス加工でめっちゃ苦労したり製品精度が悪くなったりするんです。

ちゃんと6Fするってどういうことや?

なんて思うかもしれませんが、”ちゃんと”というのは

全ての面と面が直角(90°)の正立方体になっていることを意味します。

 

正立方体の6面加工ができていないと加工不良が起きやすい理由

直観的に分かるとは思いますけど、仮に直角が出ていない台形のブロックに仕上げてしまったとしましょう。

そのブロックをバイスではさんで固定するとき、そのブロックは斜めに固定されてしまいますよね?

 

それで、ちゃんと加工できます?

精度よく加工できます?

めちゃ難しくないですか?

 

これはバイスで掴む場合でも、機械テーブルや治具に直接置いてクランプする場合でも同じ。

機械加工をするときには、被切削材をクランプ(固定)するのは必須です。

機械加工で部品をクランプ(固定)する方法の重要性の記事でその重要性を話しました通り、空中に放り投げてバサバサッと一瞬で切り刻む漫画で出てくるような刀の達人じゃあるまいし、刃物で削るためには動かないようにしっかりと固定しますよね。

 

この時、面と面の直角が出ていない6F材を使って加工しようと思うと、最初から加工面が傾いている状態でスタートしないといけなくなるので、結局は基準面の切削工程を入れないといけなくなるっていう話です。

これが直角のしっかり出ている6面加工材を使えば、歪んでいるという心配もないので基準面を入れる工程が減るため楽ちんよね♪ということです。

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絶対に6面加工はフライスで必須なのか?

ちなみに、6面加工はフライスで必須かと言われたら

そうとも言えません(笑)

 

どういうことやねん!というツッコミは置いといて、どういう素材から最終的にどういう形状の製品を作りたいのかによりますよっていうのが答えです。

 

結局、マシニングセンタなどで黒皮素材を直接そのままバイスで掴んでガーって削り、ひっくり返して治具に固定するとか削った面をバイスで掴み直して仕上げる場合なんかは、別に6面加工は必須じゃないです。

あくまでも、6面加工している材料を使うと加工がしやすくなるぜってこと。

 

なので、6面加工に執着せずに、どうやったら早くキレイに正確に部品が作れるかを考えたうえで6面加工材を使った方がいいな!となれば6面加工すればいいです。

ただ、6面加工の精度は重要だってことは頭に入れておきましょう。

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