フライスでの6面加工手順を解説!

6面加工の手順部品加工の基礎

汎用フライス盤を使って、素材を綺麗な四角形のブロックに加工するのが6面加工です。

フライス加工の基本であり、まず最初に覚えておきたい加工でもあります。

 

ここでは、フライス初心者さん向けに6面加工の基本手順について紹介します。

この記事を読めば、あなたも6面加工がバッチリできるようになりますよ。

6面加工の手順1

6面加工手順1

まずは素材のブロックをそのままバイスで掴みます。

そして、まずは一面(A)をフライス盤で削りましょう。

 

この時、直角がどうとか考える必要は全くありません。

まず最初に削った面が基準面の1つになります。

 

6面加工の手順2

次はバイスに敷板を2枚置きます。

その上に先ほど削った面を下にしてバイスで挟みますが、この時に6面加工用の治具を一緒に挟みます。

6面加工手順2

その状態で、材料を樹脂ハンマーで叩いて敷板が動かないか確認します。

敷板は「ゲタ」とか「平行台」「パラレルブロック」なんて呼び方をすることもあります。
どの呼び方でも使い方は同じで、フライス加工をする場合はバイスに置いて、その上に削る材料を置きます。 

そして、バイスを締めて樹脂ハンマーなどで材料を叩くことで敷板が動かなくなれば、材料は平行に固定されていると判断できます。(厳密に平行度を確認する場合はダイヤルなどを使わないとダメです)

もしも、敷板が動くようであれば材料は斜めに固定されているということになります。

6面加工治具を間に挟む理由

6面加工治具として使うのは、丸い棒が多いです。
棒以外には細長いブロックでもOKです。
これらの治具を間に挟む理由は、最初に削った面(A)以外の面はまだ素地のままなので、直角も出ていませんし表面が凸凹していることもあります。
そんな状態で削ったA面を下にして直接バイスで掴んでも、A面はバイスに対して平行に掴めません。
つまり、間に治具を挟むことでA面がバイスに対して平行になるようにわざと素材を斜めに掴ませているのです。

 

治具を間に挟んでバイスを締めて素材を叩いても敷板が動くようなら、バイスを緩めて治具の位置をずらしてもう一度挟み直しをします。

そして、同じように材料を樹脂ハンマーで叩く。

敷板が動かなくなるまで、この作業を繰り返します。

 

敷板が動か無くなれば、その状態で上面(B)を薄く削ります。

これで、削った2面(A-B)の平行が出た状態になります。

この時、削った厚みの寸法は十分な削り代を残した状態で置いておきます。

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6面加工の手順3

6面加工手順3

ここまでの工程で2面(A-B)の平行がでている切削面ができましたので、その2面をバイスで掴みます。

敷板は素材の大きさに合わせて置いてもよいですし、大きい素材なら敷板は不要です。

とりあえず、バイスで掴めたらOK

 

そして、3面目(C)を削ります。

削ったらひっくり返して、反対側(D)を削りますがこの時は敷板を置いて平行を出しておきます。

あとは、目的の寸法になるまで削ります。

 

これで、2面(C-D)の平行と寸法が決まりました。

6面加工の手順4

この時点では、まだA-B面の寸法が確定されていないので、C-D面をバイスで掴んでA-B面を削って寸法確定をしましょう。

もちろん敷板は置きます。

 

これで4面(A-B, C-D)の平行と直角、寸法が確定しました。

6面加工の手順5

6面加工手順5

残り2面の平行・直角と寸法を決めます。

まず、A-B, C-Dのどちらか好きな方の面をバイスで軽く挟みます。

できれば厚みが薄い方を掴んだ方が安定します。

 

そして、ダイヤルゲージで材料が直角に掴めているかを確認し、直角が確認できたらバイスを強く締めます。

※ダイヤルゲージは直角を見たり、平行を見たり、真円度、芯ブレなどを見たりするときに使う必需品です。

 

そして、上面を薄く削れば直角度が確保できた5面目(E)が確定です。

6面加工の手順6

先ほど削ったE面を下にしてバイスで挟みます。

長い材料ならば、また同じようにダイヤルで直角を見ますが、そうでなければ敷板の上に置いて平行出しをします。

あとは、削って寸法を出すだけ。

 

これで6面(A-B, C-D, E-F)の全て直角・平行が出たキレイな6面体が出来上がりました。

 

まとめ

いかがでしょう?

 

今は市販でも色々な鋼材や樹脂素材を6面加工済みのブロックで購入することが普通になりました。

自分で6面加工するよりも専用の機械でメーカーが加工した方が安いですし、なによりも便利ですよね。

でも「納期が明日なのに失敗しちゃった!!」なんて時に端材などが余っている場合などは6面加工ができるとよいのではないかと思います。

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