事業再構築補助金申請したけど不採択だった・・・
金属部品加工をしている零細町工場ですが、新規分野への参入を目標とした計画を書いて申請をしました。
でも不採択。
この不採択理由というものは、コールセンターに電話すれば聞くことが可能なんです。
折角トライしたのなら、その不採択理由を聞いて書き直しをしてから再申請するべきだ。
そう思います。
私もとりあえず出来る限りのことを書いて申請したみたのですが、みごとに不採択でしたのでコールセンターに電話して不採択理由を聞いてみました。
ところが、その不採択理由がヤバかったという話です。
事業再構築補助金は審査員の当たり外れがあるという伝説
コールセンターに電話した結果、以下のような改善点を言われました。
- 新規事業の実行計画について、もう少し詳しく具体的に記載されるとよい
- 新規事業参入において、脅威となる競合他社についての記述と対策を記載されるとよい
- コロナウイルスによる深刻な被害と新規事業参入の具体的理由を記載されるとよい
- IT化やデジタル化を駆使し、地域のイノベーションの発展への寄与を記載されるとよい
1~3番目はまだ分かります。
原稿を書き直してもう少し具体的に・・・と考えられなくもありません。
しかし、4番目の「地域のイノベーション」って何ですか?(笑)
補助金などをサポートするコンサル会社の人に聞いても、そんなの初めて聞いたと言われました。
地域のイノベーションとかよりも、自社の売り上げ回復などを改善する目的の補助金じゃなかったけ?
そもそも、事業再構築のコンセプトは以下のように記載されています。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援することで、日本経済の構造転換を促すことが重要です。そのため、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、又は事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援します。

う~ん。カオス。
ここで思い出されるのは、審査員の当たり外れで補助金がもらえるかどうかが決まるよっていう噂というか伝説というか。
そもそも、審査員は数多ある応募内容を読んで補助金を出すか出さないかを決めていくわけですけど、全ての分野に精通しているわけではないです。
悪く言えば、表面的なことを読んで「OK、NG」を決めているに過ぎないような気もします。
そうでないかもしれないけど、真相は闇の中。
よく言われるのが、誰が読んでも分かりやすい言葉を選んで書け!ということです。
専門用語とか単語を書いたら絶対にダメだよとも聞きました。
そのつもりで、私も書いたのですが・・・・「地域のイノベーション」って・・・

それを言われたら無理(笑)
事業再構築に再提出する場合、不採択理由をすべて反映する必要なし!?
不採択理由を聞いて、改善点が分かった!!
そう思って、すべてを反映する必要はないですよと知り合いのコンサルが言ってました。
というのも、事業再構築ではないですが ”ものづくり補助金” でもよくあったことらしいですが、審査員からの不採択理由のコメントがあった草案部分について、他の審査員だとOKだったりするみたいです。
逆に、最初の審査員に言われた通りに直すと別の審査員ではNGと判定されたりもすると。
あくまでも都市伝説ですが、結構適当なもんです。その日の気分で変わったりもするんじゃないか?と思う次第です。
実は、私は過去に自分で書いたりコンサルに書いてもらったりして、ものづくり補助金に3回くらいトライしていますが、まだ一度も補助金をもらったことがないです(涙
何をやってもダメなんですよ。
そんでもって、今回の事業再構築もダメ。
補助金とは縁が無いのかもしれません。
しかし、事業再構築の補助金額は零細企業でも上限6000万円あります。
これが来年度(2022年度)の予算だと、上限が2000万円に減額される見込み。
これはヤバい。
大きな補助金があるうちに、思い切った新規事業への参入も気持的に頑張れそうですが、2000万円になると少しテンション下がる。
だからこそ、1月から始まる2021年度予算最後の事業再構築には何としてでも再トライしたいと思うのです。
「地域のイノベーション」という言葉が頭から離れませんが、意識しすぎないようにしないと・・・・