儲かる工場の作り方(制約理論とは)

町工場

どうやったら儲かる工場って作れるのだろう?

コストを下げるために、最新の機械を導入してみた。

自動化ロボットを導入してみた。

でも、工場が儲かるようになったかどうかと言われると・・・

 

工場を経営する者からすると頭の痛い話ですが、儲かる工場の作り方というものがあったとすれば知りたいと思いませんか?

この記事では、儲かっている工場は一体何をしているのかが分かる本を参考に紹介したいと思います。

儲かっていない工場の誤った考えとは

工場(会社)が儲かるためには、出ていくお金を減らして入ってくるお金を増やさないといけません。

どんなに最新鋭の設備を導入しても、その設備が入ってくるお金を増やさなければ儲かりません。

設備投資した費用の回収も必要になります。

 

ここで多くの人が勘違いしてしまうのは、その設備投資によって作業効率が上がった。

1個の製品を作る時間が短くなった。

ということを見て、生産性が上がった!と思ってしまうことなんです。

  • 1時間当たりの生産数
  • 作業時間

この2つの指標に注目しがちですが、これだけでは間違いになります。

 

儲かる工場というのは、入ってくるお金を増やし、出ていくお金を減らしているわけです。

1つの設備でどんなに生産性が高くなったと言っても、作ったものが売れてお金に変わらなければ儲かりません。

仕掛品として在庫が増えるだけでもダメです。

販売を通じてお金に換えないと儲かりません。

作業効率を上げるために人を動かし過ぎていないか?

従業員の作業効率を上げることに躍起になっていては儲かりません。

「おい!手を休めずにしっかり働け!!!」

なんてこと、今時は言わないとは思いますけど、似たニュアンスの言葉を使ったりしていないでしょうか。

 

従業員が手を止めることなく、ずっと動き続けている工場はなかなか儲からないらしいですよ。

お金を儲けるために効率を上げようとすればするほど、儲からない工場ができてしまう。

そんなアホな!!

と思いますよね。普通。

 

工場でよく見かけることの1つに

「彼の機械では、今はオーダーの入った仕事が無いから在庫を作らせておこう」

という ”休憩は悪” という概念のようなものから、とにかく時間給が発生しているのだから何か作業させている様子があります。

 

よく考えると作った在庫が売れてお金になる保証はどこにもありませんから、無駄な資材と時間を費やしていることにもなるんです。

もっと、生産性のある時間の使い方をすべきではないか?と考えた方がよさそうじゃないでしょうか?

その答えの1つが作業フローの改善です。

 

そもそも、工場が儲かるようになるためには、作業効率よりも作業フロー

すごく単純ですごく簡単なことです。

うちは小さな町工場だから、あんまり関係ないわと思うかもしれませんがよく考えてみると良いかもしれません。

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工場全体の流れをよくすることこそが儲かる工場の仕組み

1つの製品(部品)を完成させるためには、いくつかの工程を通ると思います。

1台の機械で加工したら終わりやで!!

という部品だって、加工工程というものが存在します。

 

それぞれの工程で効率が良いとか悪いということを考えたりはしたことがあると思いますが、最も時間がかかってしまう工程はどこか?ということを見つけることが重要。

その最も遅い工程をいかにして改善するかが、工場全体の売り上げ(儲け)を左右します。

 

最も時間がかかっている工程を見つけたら

  • 機械の生産能力(スペック)に限界があるのか?
  • 作業している従業員の手がそもそも遅いのか?
  • 加工方法を変えた方がよいのではないのか?
  • アイドルタイムが長いのではないのか?

などの改善点を見つけ出さないといけません。

 

これは、工場内だけの問題ではなく営業においても同じことが言えるのではないかとも思います。

仕事を取ってくる数が少ない。

営業担当の数が少ない。

営業方法の改善が必要。

取ってきた仕事のさばき方を改善しないとけない。

納期が遅れてしまう理由はどこにあるのか?

などなど。

 

一連の流れのなかで、儲からない理由はどこが足を引っ張っているからなのかを探すことが基本です。

そして、足を引っ張っている工程を改善する。

これが制約理論というものです。

 

足を引っ張っている工程の改善ができたら、また新たに足を引っ張っている工程が発生していないか探す。

これの繰り返し。

足を引っ張っていないようなところを改善したり、スペックアップしても会社全体の売り上げアップにはあまり貢献しない。

 

聞けば当たり前のことですが、なかなか気づかないこともあります。

これらの理論を小説にして紹介している著書がありますので一読されるとよいかと思います。

文字を読むのが面倒(笑)という人は、コミック版もあります。

儲かる工場を作るためにも、この考え方を頭にしっかりと叩き込んでおきたいところです。

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