「ほったらかしでもホームページが勝手に24時間休まず集客してくれる」
とは聞くけれど、うちのホームページって集客効果が無いんだけどな・・・
って感じていませんか?
集客目的で作ったホームページなのに、集客ができていないと意味がないですよね。
それって、実はキーワード選定がちゃんとできていないからかもしれません。
毎月コンスタントに新規問い合わせが来るような、夢みたいなホームページを作るための第一歩として、キーワード選定を改めて考えてみませんか?
集客できるホームページは「キーワード選定」で決まる
集客できるホームページ作りはホームページを作る人のゴールでもありますね。
では集客できるホームページとは?
答えは簡単です。
この2つを満たせばよいだけです。
そもそも、私たちがインターネット検索をするときってどんな時?と考えれば、自然とその意味が理解できますよね。
”知りたいことを探す”のがほとんどです。
つまり、まずは自分の会社のホームページを検索者に発見してもらえるようにすることが第一関門であり、それをクリアするための要素の1つが「キーワード選定」なのです。
ここではキーワード選定についてのコツや方法について紹介します。
集客するための「キーワード」とは?
私は作ったホームページから、毎月のように新規問い合わせを数件はもらっています。
提供するサービスは主に企業向けの部品加工の仕事ですから、毎日のように問い合わせをもらうということはありませんが、1件でも仕事に繋がるとその後もお付き合いが続くといった感じでどんどん仕事は増えていきます。
それに、新規問い合わせで繋がった会社が逆に自社の外注先の1つになったりすることもあります。つまり、ネットワークの構築にもホームページは一役を買っているのです。
では、集客できるキーワード選定とは何か。
それは、悩みを持った人たちの答えを先回りして解決できそうな単語を抽出することです。
例えば、板金加工会社を探している人がインターネット検索で打ち込みそうな単語は「板金」ですよね。
板金というキーワードで検索結果の上位表示ができれば最高ですが、おそらく難しいです。
なので、もう少し潜在ニーズを深堀りしていきます。
板金加工会社を探している人は、どのような板金加工をしてくれる会社を探していて、安さ重視なのか精度重視なのか、量産できる会社なのか、単品加工屋なのか、個人依頼なのか、大阪の加工屋を探しているのか・・・
色々と「板金」という単語以外にも潜在ニーズに合わせて打ち込みそうなキーワードが思い浮かびそうじゃないでしょうか。
インターネットでの集客は、特定のニーズを持っている見込み客にターゲットを絞り込んで行うのがベストだと言われています。
検索欄に打ち込まれる単語や言葉はその人の悩みを如実に表しているので、今、自分が作ろうとしているホームページではどのような悩みを持っている人を集めたいのかを明確にし、その悩みを持っている人が入力するであろうキーワードを予想するのがキーワード選定です。
sponsored linkキーワードの予測と設定のコツ
キーワードは闇雲に設定してもいけません。
誰も検索することがないような言葉を設定してホームページを作成しても、ホームページにアクセスが集まるわけがないですよね。
キーワードの選定のコツは以下の3つです。
- 検索ボリュームがあること
- ライバルサイトが強すぎるキーワードだけで記事を書かないこと
- 自分のサイトを目立たせる複合キーワードを設定すること
検索ボリュームとは
日本中あるいは世界中のどれくらいの人がその言葉や単語で検索するか?という検索回数の頻度のことを検索ボリュームと呼びます。
1カ月の間で日本中で10回検索される言葉と1000回検索される言葉があったとしたら、その言葉の検索マーケットは100倍の差があるということになります。
理屈上では、検索される回数が多い言葉をキーワードに設定したホームページの方がよりアクセスが望めますね。でも、それはあくまでも理屈の上での話であって、実際はそんなにうまくいかないことが多いです。
その理由はキーワードに対する競合ライバルの存在です。
検索されることが多いキーワードほど、それをターゲットにしたサイトがめちゃくちゃ存在するということであり、検索ボリュームが大きいキーワードの検索マーケットはレッドオーシャンということです。
よほど運がよいか、よほどGoogleのシステムに気に入られるほどの良質な記事でないと大ボリュームの検索キーワードで検索結果の上位に表示されることは難しいと思ってください。
じゃあ、どうしたらいいの?
どうしたらホームページにアクセスを集められるの?
と思うかもしれませんが、アクセスを集めることを意識し過ぎないことがポイントです。

ホームページを作ったのにアクセス数が少ないんだよ・・・
と言う人はいますが、それって間違っています。
企業ホームページはアクセス数を追いかけてはいけないのです。
アクセス数よりもコンバージョンの方が大事です。
毎月1000回のアクセスがあって、1回の見積依頼が来るよりも
毎月100回のアクセスしかないけれど、5回の見積依頼が来る方が効果がありますよね。
検索してたどり着いてくれた訪問者さんの”検索意図”がしっかりと満たせていることが重要です。
ということは、よりターゲット客を絞り込んだキーワード選定をすることになります。
この時、検索ボリュームもチェックしておくようにします。
私は1か月に100~1000回くらい検索されそうなキーワードを意識するようにしています。
複語キーワードでターゲット客を絞り込む
ホームページはアクセス数を稼ぐために作るわけではなく、集客して注文を獲得するためにあるんですから、いかにして注文をゲットしやすい客を集めるかが重要なんです。
”痒い所に手が届く”
そんなホームページ作りを目指さないといけません。
キーワードは検索ボリュームが大きいほうがよいですが、大きすぎるとライバルサイトが多くなって自分のサイトを検索経由で見つけてもらいにくくなります。
かといって検索ボリュームがゼロではサイトを作っても誰も訪れてくれないサイトになってしまいます。
ここで使うのは複語キーワードであり、できれば3語キーワードで攻めることです。
3語キーワードでターゲットを狙い撃ちする
3語キーワードとは3つの異なる単語どうしを組み合わせたキーワード設定をするということです。
例えば、部品加工の場合だと、「樹脂 部品加工 大阪」という3つのキーワードで検索する人がいるとします。
この人の悩みは何でしょう?
「大阪で樹脂の部品加工をしてくれる会社ってあるかな?」ですよね。
あるいは、「樹脂 部品加工 量産」だとどうでしょう?
「樹脂製の部品を量産してくれる会社ってあるかな?」というのが悩みになるだろうと予測できますね。
「樹脂」を「ポリカーボネート」とか「MCナイロン」とかの固定ワードに変えるとさらに絞り込めます。
もっと言うならば、言葉の言い換えも効果的です。
樹脂ではなくプラスチックとか、ポリカーボネートならPCとかですね。
同じものを指す単語だけれど、表現が違うものはホームページ記事を書く時に意識するとよいかもしれません。
このようにターゲットが持っているであろう ”悩み” を解決するためのキーワードは何か?というのを3つくらい探して、それらキーワードを組み合わせた記事を書こう。
こうすることで、自分が欲しいと考えているお客を狙い撃ちすることも可能です。
それに3語キーワードにした場合は、検索ボリュームが小さくても他のキーワードがあるので思いがけないアクセスを引き寄せる可能性もあります。
絶対にやってはいけないことは、あの人もこの人もと目移りしないことです。
1つの記事では特定の一人をゲットするんだと思って書くのがベスト。
自分は特定の人を狙っているつもりでも、いつのまにか「みなさん」に向けた記事を書いてしまっていることが往々にしてあります。
なので、記事は時々見直すようにしよう。
sponsored linkキーワード選定のためのツール
検索キーワードの選定をする時に活用するとよいのが、ラッコキーワードやウーバーサジェスト
ここでは ラッコキーワードのサイトを例に挙げてみましょう。
まず、ラッコキーワードのサイトにアクセスし「部品加工」と入力してみます。
すると「部品加工」という単語に関連する言葉や単語のリストがズラリと並びます。
並ぶのは実際に検索されている言葉ですから、「部品加工」という単語に組み合わせる複合キーワードの選定に使えます。
例えば「部品加工 中国」というキーワードに注目すると、このキーワードで検索する意図は何かな?と考えると
- 中国の協力会社をもっている日本の部品加工屋を探している
- 中国の企業に部品加工を依頼する方法が知りたい
- 中国の部品加工事情が知りたい
など、どれでも可能性がありますよね。
なので、さらにもう1つ単語を探してターゲット読者を明確に決定するのです。
ここで初めて記事の執筆に移れます。
3語キーワードが確定したら、まずは実際に自分で検索してみよう。
検索結果にどのようなサイトが上位表示されているかをチェックするのも大事です。
もしここで、ヤフー知恵袋(おしえてgoo)とかアメブロなどの無料ブログが上位表示されるようであれば、そのキーワードはブルーオーシャンです。
他に優良なコンテンツがないということを意味しますので、良質な記事を作成すればあなたのサイトが上位表示しやすくなるということです。
sponsored linkまとめ
キーワードとは、検索者の検索意図を表す言葉や単語の集まりです。
なので、自分のホームページに呼び込みたい人が抱えているであろう悩みを予測し、その悩みに関するキーワードを想定する。
そのうえで悩みを解決するための記事の作成をしなければならない。
そうすることで初めて、意味のあるホームページが出来上がります。
ただ好き勝手に情報を並べただけのホームページではない集客力のあるホームページになるでしょう。