ブロックゲージの使い方と【リンギング】の方法と重要性

ブロックゲージ リンギング工具

部品の溝の幅寸法チェックをしたりするのに使うブロックゲージ。

ブロックゲージは単体1個で使うこともあれば、薄い1.05mmとか1.13mmといったゲージと5mmとか10mmのゲージを組み合わせて使うこともあります。

 

例えば、10.00mm ~ 10.05mm の溝幅をブロックゲージで検査するときには、9.98~9.99mm のブロックゲージが入って10.05mm のブロックゲージが入らなければOKみたいな使い方をします。

9.98mm のブロックゲージは無いので、8.9mm と1.08mm のブロックゲージを組み合わせて使います。

 

このように、いくつかの種類のブロックゲージを組み合わせる時に注意しないといけないのがリンギングです。

ちゃんとリンギングしないと測定ミスが発生しちゃいます。

ブロックゲージのリンギングとは

リンギングというのは「密着」という意味で、ブロックゲージ同士を隙間なくしっかりと密着させることを言います。

特に油を使う工場では、ブロックゲージの表面にも油が付きますのでちゃんと検査しようと思ったらリンギングのことは知っておく必要がある。

 

リンギングってどうやるの?という質問がありますけど、特に2つのブロックゲージをリンギング(密着)させる方法に決まりはありません。

とにかく引っ付けたらいいんだよ

 

まず、2つのブロックゲージの密着させるそれぞれの面のゴミなどは拭き取ります。

さらにウエスなどで油も拭き取る。

油がなかなか取り切れないのは、経験上あるあるです

 

必要に応じてKURE パーツクリーナーを使って脱脂するといいですよ。

とにかく油を取りましょう。

 

あとは、2つのブロックゲージを滑らせるように擦り合わせて間に空気が入らないように密着させます。

ちゃんとリンギングできれば、ブロックは落ちません。

 

どうしても、上手くリンギングできない!!

という場合は、ブロックゲージに細かい傷が入っていたりしないかよく観察してください。

傷があると空気が入ってひっつかないこともあります。

 

過度に神経質になる必要はないです

 

ブロックゲージの適正な校正頻度は?

ブロックゲージやマイクロメーターなどの測定道具は校正頻度というものを気にしないといけません。

5年、10年と購入した時のまま使い続けることは正確な測定数値を出さないまま加工を続けているようなものです。

 

測定道具の適正な校正頻度については、各メーカーが基準を設けていたりします。

例えば、ミツトヨのブロックゲージなら1年だそうです。

しかし、毎年校正している会社は少ないと思う。

 

3年ごとに校正に出しているというところもあるようですが、基準はまちまちです。

そもそも、ブロックゲージを使う頻度によっても異なるし、よく使うブロックゲージも限られてくるので一概には適正な校正頻度というものは言えないかもしれません。

 

また、ブロックゲージには等級があり、K級、0級、1級、2級の4等級があります。

それぞれの等級の使い分けは以下の表を参考にしてください。

ゲージ等級

※精密工学会誌より

 

リンギングでこすり合わせることが多いと、それだけ磨り減るということも予測できるので、やはり理想は1~3年くらいのスパンで校正するとよいのではないかと思います。

ブロックゲージのおすすめメーカー

部品加工屋としては、ミツトヨ新潟精機のブロックゲージを使っておけば、まぁ間違いないかなと。

材質は金属とセラミックの2種類があるけれど、どちらでもいい。

 

金属製はどうしても管理に注意しないと錆びるというデメリットがありますし、温度変化によって膨張したりすることもあります(微々たる大きさですけど)。

個人的に厄介だなと感じるのは、磁気を帯びて細かい鉄粉が引っ付いてしまったりすることです。。。

 

一方、セラミックは錆びないですし、膨張もしにくいので経年変化が少ない。

そのうえ、金属製と比べると耐摩耗性も優れています。

その代わりにちょっと高い。。。

そして、落としたら割れたりすることもあります。

 

いずれにしても、金属であれセラミックであれ取り扱いは注意しないといけません。

 

ちなみに、私の会社では普段の測定用に金属製のブロックゲージ一式を使っているが、機械加工の時に高さ測定用(ハイトゲージ)にセラミックの25mmブロックゲージを利用しています。

セラミック製のものを使っている理由は、単純に金属と見分けがつきやすいから(笑)

 

うちの会社は主に金属部品を作っている会社なので、金属製のブロックゲージをハイトゲージに使ってしまうと、他の金属ブロックと混ざった時に探しにくいんですよ。

セラミックだと白色なので分かりやすい。

ただ、それだけの理由です。

 

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