子供の軟便が一週間以上も続く・・・その原因と解決方法

健康

まだオムツが取れないような小さなお子さんの場合、うんちで健康状態をみたりしますよね。

 

ところが、ここのところ軟便が一週間も続いている・・・食べたものがそのまま出ている。

どうしたんだろう?大丈夫かな?

病院に連れて行かないといけないかな・・・

と悩んでいないでしょうか?

 

柔らかいうんちがずっと続くって・・・何か変な病気だったら嫌だなと思うのは誰だって親なら同じです。

何かよい薬あるのかな?と考えたりする人もいますが、薬はかえってお子さんのお腹の調子を狂わせることもあるので安易に頼らないほうがよいです。

 

ここでは、小さなお子さんの軟便続きの原因とその解決方法を紹介します。

子供の軟便が一週間以上も続いてしまう理由

子供は腸内環境が未成熟であるため、食べたものの影響を受けることもあります。

例えば、油物や冷たいもの、乳製品など。

 

冷たいものは子供の胃腸をびっくりさせてしまいやすいため、人肌ほどに温めたものを食べさせてあげるようにしてください。

しかし、こういった食べ物による影響は一時的であることが多く、一週間以上も軟便が続くという場合は別の原因がありそうです。

1つずつ見ていきましょう。当てはまることがないかチェックしてみてください。

 

食物アレルギー・消化管アレルギーが原因の軟便

熱はないけど、うんちにドロッとした鼻水のような粘液質のものが混じっていたり、血液が混じっている場合に疑われます。

多くは軟便というよりかは下痢です。

 

原因となる食べ物は子供によって様々。

粉ミルクに含まれるたんぱく質が原因になっている子が多いようで、ほとんどは生後1か月以内に発症します。

普通のアレルギーと違って、ミルクを飲んですぐに症状が出るということもないので、気になる場合はアレルギー用のミルクに変えて様子を見てください。

 

特別な治療をしなくても、1歳、2歳くらいには90%の子が良くなるので焦らないことです。

 

白っぽい軟便が出たらウイルス性の胃腸炎の可能性あり

子供の軟便(下痢)が一週間以上も続いているということの他、注目してほしいのは

  • 発熱がないか?
  • 嘔吐はしていないか?
  • 飲み物を受け付けないということはないか?
  • ぐったりしていないか?

ということです。

 

上記のような症状が子供にみられる場合は、ただちに病院へ連れて行ってください。

ウイルス性の胃腸炎の可能性がありますし、そうなった場合、オムツの交換をするあなたへの二次感染も防がないといけないからです。

 

夏場はアデノウィルス

冬場はロタウイルスやノロウイルス

がよく流行します。

 

例えば、アデノウイルスは通年性(一年を通してかかりやすい)ですが、報告は夏が多いということです。

潜伏期間は2週間程度。

発熱は30%くらいで、半数の子供さんは嘔吐が見られます。

下痢(軟便)はほぼ全員に起こり、クリーム色(白色)のうんちが出ることもあるので、よく観察してください。

 

「白っぽいうんちが出る=ロタウイルスに感染」という情報もあるかとおもいますが、アデノウイルスでも似たようなうんちが出るので、思い込みをしないようにしてください。

 

ウイルス感染の場合、アデノウイルスで2週間程度、ノロウイルスで2~3日程度といった比較的短い期間で下痢や嘔吐の症状が出ますが、その後は自然治癒して後遺症などは残りません。

危険なのは、嘔吐したものを喉に詰まらせてしまうことです。

 

 

ウイルス感染の場合は、軟便が続くという症状以外にも何かしらの異常がみられるはずなので、うんちの色や発熱、嘔吐がないか確認してください。

小児の場合、ウイルス感染による下痢に特別な薬を使わないことが多く、自然治癒を待つのが一般的です。

 

熱が出たからといって、よほどの高熱でないかぎりは熱さましの薬などは使わなくても大丈夫です。

人間の体は発熱することで、体内に侵入したウイルスをやっつける仕組みを持っていますので。

細菌感染による食中毒が原因の軟便

食中毒と言えば、黄色ブドウ球菌やクロストリジウムなどが有名ですが、サルモネラ菌やカンピロバクターなどの細菌による食中毒でも同じように発熱したり下痢をしたりすることはあります。

数日から一週間以上も軟便が続くことはあるので原因の1つとして考えられるでしょう。

1か月ほどは便の中に菌が排泄され続けると思って、オムツの交換などは必ず手袋をして飛沫感染をしないようにマスクをしておくことがおすすめです。

 

黄色ブドウ球菌の場合は水様便。

サルモネラの場合は水様便や粘血便、緑色の便。

カンピロバクターの場合は水様便や粘血便。

といったように、ほとんどが下痢の症状を示します。

 

病院では抗生物質をもらうこともありますが、基本は使用しません。

抗生物質は腸内環境の悪化を招くこともありますので、自力回復することが一番です。

 

乳糖不耐症(にゅうとうふとうたいしょう)による軟便

ややこしそうな名称ですが、牛乳の中に含まれる「乳糖(ラクトース)」を分解するための酵素の分泌が少ないため、消化不良でお腹を下してしまう(下痢になる)症状が出ます。

便が酸っぱいニオイがするようなら可能性はあります。

 

母乳でも粉ミルクでも軟便になってしまうようですが、あらかじめ乳糖を分解・除去したミルクも販売されているようなので、あまりにも軟便が続くようでしたらミルクを変えてみましょう。

 

ちなみに、牛乳アレルギーの場合は軟便(下痢)だけでなく、じんましんやアナフィラキシーショックとよばれる発作が出ることもありますので、乳糖不耐症よりも深刻です。

牛乳アレルギーかなと疑われる場合は病院で診てもらうほうがよいかと思います。

 

子供の軟便の原因を確認するためには

まず子供のうんちが軟便になっている理由を見つけ出さないといけませんが、そのためには

  • うんちの色は?
  • 血便になっていないか?
  • 熱は出ていないか?
  • 最近食べたもので、消費期限が切れているものは無かったか?
  • 生ものは無かったか?

などの状況を思い返すことが大事です。

 

特にうんちの色や血便がないか目で見てわかることはよく観察してあげてください。

病院を受診したときにも、そういった情報は原因を特定する重要なヒントになります。

 

でも、特に食中毒になるようなものは食べさせていないし、熱も出ていない。

血便がでているわけではないけど、軟便が続くんですよね・・・

という場合は、腸内環境があまりよくないのかもしれません。

 

ありがちなことだな・・・

と思うかもしれませんが、それだけ多くの子供で腸内環境が原因の便秘や軟便(下痢)があるということなんです。

何度も繰り返して軟便があったり便秘になったりする様子ならば特にですね。

 

ミルクから離乳食に移り始めた時期や、固形物を食べられるようになった時期は子供の腸内環境(腸内フローラ)の形成が完成し始める時期です。

およそ3歳になるころには、腸内フローラは決まってしまうと言われていますので、この時期には食べ物にも気を付けて、善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌など)がしっかりと働きやすい環境を作れるようにしてあげなければなりません。

 

その警告として軟便が続くという症状が出でいるのかもしれません。

 

軟便続きを解消するためには、子供だからこそ腸内環境が重要

腸内環境が健康のために大切であることは言うまでもありませんね。

それは、大人だけじゃなく子供でも同じことです。

むしろ、子供だからこそ重要だと言ってもよいくらいです。

 

腸内環境は子供のころに決まると、ほぼ一生大きく変化しません。

腸内環境が悪いと便秘や下痢になるだけでなく、免疫力、不眠、アレルギー体質、うつ病にも影響します。

ひどい便秘症や過敏性腸症候群などの治療法の1つとして、便移植(腸内フローラ移植)という方法がとられることもあるほどです。

 

便移植とは、腸内環境が悪くなってどうしようもなくなった人に健康な人の便を移植することです。

便移植によって、ひどく悩まされていた難病が回復するという例もあります。

 

将来、子供が腸内環境で大変な思いをしないようにするためにも、善玉菌の餌となる食物繊維やオリゴ糖はしっかりと食べさせてあげましょう。

食物繊維は意識される人も多いですが、オリゴ糖には種類がいくつかあって、乳酸菌やビフィズス菌の種類によって利用するオリゴ糖も違うということを知らない人も多いみたいですね。

なので、スーパーで売っているオリゴ糖では思うほど善玉菌が増えなかったりします。

 

ちょっと心配だなと思う人は子供用のオリゴ糖 を使ってみてください。

善玉菌を増やすために必要な種類のオリゴ糖がブレンドされたもので、離乳食などにも混ぜて食べさせてあげられるのでおすすめです。

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