中高年だけじゃない!!20代でも起こる【頻尿】の原因は?

健康

頻尿とは、「朝起きてから寝るまでの間に8回以上トイレに行くこと」という定義は一応ありますが、自覚症状としてトイレに行く回数が増えたなと思ったら頻尿だと思っていいです。

 

頻尿って、中高年に多いイメージがありますが、実は男女ともに20代でも頻尿かな?と感じている人は多いようです。

頻尿の原因は様々ですが、ここでは大きく以下5つに分けてその原因を説明します。

 

  • 前立腺肥大による頻尿・残尿・排尿困難
  • 過活動膀胱(尿意切迫、切迫性尿失禁)
  • 心因性の頻尿(精神的な問題)
  • 薬剤性の頻尿
  • その他の疾患由来の頻尿

20代でも起こる!?男性特有の前立腺肥大による頻尿

前立腺は男性にしかなく女性には無い器官であるため、女性の頻尿には関係ありません。

膀胱の下に尿道を取り囲むようにあり、大きさはクルミや栗に例えられるくらいです。

 

年齢を重ねると共に肥大していきますが、30代から始まると言われています。

50代では30%程度、60代で60%以上と増えていきます。

とはいえ、全員が治療をしないといけないような前立腺肥大が起こるというわけではないのでご安心を。

 

前立腺肥大の原因は?

前立腺の機能は精液成分を作る役割を持つのですが、男性ホルモン(アンドロゲン)によって刺激されると肥大してしまうという見解が一般的です。

あるいは、加齢によって男性ホルモンの分泌量が低下することで、男性ホルモンと女性ホルモンの分泌割合(均衡)が崩れてしまうことが要因であるという見方もある。

 

男性ホルモンと聞くとすぐにテストステロンを思い出す方も多いはず。

アンドロゲンは男性ホルモンの総称のことです。

アンドロゲンというくくりの中にテストステロンが含まれていると思ってください。

 

実際はアンドロゲンのうち95%以上はテストステロンが占めます。

 

肥大した前立腺は真上にある膀胱を刺激するため、頻繁に尿意を誘起してしまいます。

それに、本来は膀胱の収縮は柔軟性があるのですが、少しの量の尿が溜まってはトイレに行くということを繰り返しているうちに、収縮性が損なわれてしまうのです。

そうすると、元々溜めることができたはずの量よりも少ない量しか膀胱内に尿を溜めることができなくなるので頻尿にもつながります。

 

では、20代で頻尿を引き起こすほどの前立腺肥大が起こる可能性があるのでしょうか?

 

その答えは、可能性は無くもないが極めて低いと言えます。

20代という若さで頻尿を引き起こすほどの前立腺肥大が確認された例は、ほぼない。

 

しかし、前立腺肥大ではなく前立腺炎(慢性前立腺炎)は20代でも起こり、前立腺肥大に次いで男性の頻尿の原因として多いとも言われている病気です。

特に、なんとなく頻尿かな?と感じている程度の人ほど可能性が高い。

 

病院で行われる検査は、超音波検査が一般的で細菌感染などが主な原因です。

70~80%は尿道から大腸菌が侵入することだとされます。

 

治療方法は抗菌剤(抗生物質)や漢方薬を使うようで、医師によって異なります。

通常は薬の服用で数日~1カ月以内には症状がおさまるもの。

 

細菌感染が原因であるため、発熱を伴うこともあります。

市販薬で自力で治そうとすると、どんどん悪化していくこともありますので、できれば早めに病院で検査してもらうことをおススメします。

 

男女に多い!!過活動膀胱

急に起こる我慢出来ないような強い尿意(尿意切迫感)が主な症状とされるのが、過活動膀胱。

膀胱には尿が一定量溜まると、脳から排尿を促す信号が送られて尿意を感じます。

おしっこを我慢する、トイレの便器に座って放尿するといった行動も全て、神経信号によって尿道の筋肉が収縮したり弛緩したりすることで行われているのです。

 

しかし、過活動膀胱では脳から「おしっこを我慢しなさいよ」という信号が来ているにも関わらす、勝手に膀胱が収縮してしまい漏れるという現象が起こります。

 

60代で10~15%程度、70代以上になると20~35%ほどの人が過活動膀胱だと言われています。

20代は関係ないのでは?

と思いたいところですが、少ないながらも20代、30代から患者数はいます。

 

その原因については様々であり、脳からの神経伝達に問題がある神経因性のものと、年齢や骨盤底筋力の低下や前立腺肥大など他の問題が伴うものに分けられます。

 

過去に脳神経外科の既往歴があったり、脊椎に何かしらの病気の経験があるという人は神経因性の可能性が考えられなくもありませんが、主な治療法としては生活指導から始まることが多い。

 

排尿を促すようなカフェインの摂り過ぎがないか、水分の摂り過ぎがないかなども指導されると共に、おしっこを我慢するという訓練もあります。

1日に8回以上トイレに行っている人は、1回1回の間隔をできるだけ長くするなどの訓練によって膀胱に尿が多く溜まるようにしていきます。

 

意外に多いのが骨盤底筋の緩みです。

特に出産後の女性に多い。

これは、骨盤底筋トレーニングという簡単なストレッチみたいなものでも改善されますので、是非実践してみてください。

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心因性の頻尿

20代の頻尿の原因として、実は最も多いかもしれないのが心因性の頻尿です。

 

  • トイレのことを考えると行きたくなる
  • 緊張するとトイレに行きたくなる
  • 授業中や会議中にトイレに行きたくなる
  • 試験中にトイレに行きたくなる

 

という精神的なことが原因のため、膀胱や尿路などに機能的な問題がないことがほとんどです。

そのため、気がまぎれているときや就寝中は健常者と何ら変わりないので、夜中に何度もトイレに行くということもほとんどありません。

 

治療法は心療内科などでカウンセリングを受けることで克服できることが多いです。

何が頻尿を引き起こすほどのストレスになっているのか、その理由は何かなどを探り出していきます。

 

薬を使う場合は、精神安定剤や膀胱の緊張を和らげる薬を使います。

もちろん、医者にはかからず自分でリラックスするように取り組むことも効果的です。

瞑想などは特におススメ。

 

私は頻尿ではありませんでしたが、学生の頃に受験生の頃のストレスで精神的にかなりしんどい時期がありました。

ある日、本やでふと瞑想の本を見つけ手にとった後日、朝起きてから10~15分の瞑想を続けただけで随分の気持ちが変わったのを覚えています。

半信半疑でもよいので、試してみてください。

 

瞑想に関する本も色々とありますよ。

 

薬剤性による頻尿

何か他の病気の治療で服用している薬の副作用として頻尿になったりすることがあります。

抗うつ薬、抗不安薬、抗がん剤などがその例として挙げられます。

 

若いうちは薬の服用も少ないので、可能性は低いかもしれませんが、ここ数年多くなっているのが抗アレルギー薬の多用による副作用で排尿障害が起きているようです。

花粉症、アトピー、喘息など、抗アレルギー薬を使う量は増えているようですから、もしも、薬を何か薬を飲んでいるのでしたら、一度、副作用を調べてみてはいかがでしょうか。

 

その他の疾患由来の頻尿

糖尿病、冷え症、尿路感染、がん、うつ病、パーキンソン病など様々な病気の二次的兆候として起こることがあります。

特に糖尿病は頻尿が原因で見つかることが多いほどです。

冷え症も発汗量が減少するため、体内に水分が溜まりやすく、比例して尿量が増えるので頻尿になりやすいです。

 

何かの病気で病院にかかっている人は、担当医に頻尿を訴えてみましょう。

 

まとめ

「頻尿」というフレーズは「がん」や「心筋梗塞」といった命に関わる病気と比べると軽くとらえてしまいますが、QOL(生活の質)という面から考えるとかなり深刻ですね。

特に、20代という若いうちから頻尿が起こるというのは、加齢によらない何か原因となることがあるはずです。

 

ここでは大きく5つの原因について紹介しましたが、あなたの頻尿の対策の一助となれば幸いです。

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