松坂世代の2代目町工場社長がダメダメな理由と解決策

松坂大輔 町工場

「平成の怪物」と呼ばれたプロ野球選手である松坂大輔の世代を「松坂世代」と呼びますが、その呼称はプロ野球以外の一般世間でも呼ばれたりすることがあります。

昭和55年。

1980年あたりの生まれの世代の人たちです。

 

2019年現在、39歳。

プロ野球ならばベテランと呼ばれ、引退していてもおかしくない年齢です。

 

一方で、私たちが生業としている部品加工などの町工場では、いよいよこれからという2代目、3代目社長となる人たちが多い世代でもあります。

しかし、私の周囲をはじめとして、この世代の”次期社長”と言われる人たちの多くが会社経営に関して悩み・葛藤しているようです。

(かく言う私も昭和55年生まれなので、松坂世代のど真ん中です(笑))

 

彼らを第三者として客観的に見ている、同業の営業の人たちからの話によれば「彼らは何かが足りないんだよな」ということを聞きます。

要するに「今のままじゃダメダメなんだよ」ということであり、それは本人たちもうっすらと自覚しているとも言います。

では、その”何か”とはいったい何なのか?

 

この”何か”が分かれば、ダメダメだと言われる松坂世代の町工場の次期社長連中は、グッと成長することができるかもしれない。

そもそも何に不安を感じているのか?を知る

小さな町工場において、私たち松坂世代の次期社長と呼ばれる者たちが悩むのは、会社の先行きであるということは共通しています。

これから、どうやっていけばよいのか分からないということです。

具体的に”何が?”ということではなく、なんとなく何かが・・・ということみたいです。

 

このまま、同じ仕事を続けていけるかどうかも分からないし、もしも、仕事がなくなったらどうしよう・・・

何か新しいことを始めたほうがいいだろうか・・・

でも、何をどうやったらいいのだろう??

新しい顧客・仕事の開拓をしないといけないと思うけど、どうやったらいいのか分からない・・・

 

とにかく、みんな悩んでいるけれども悩んでいる種が異なります。

 

特に2019年後半になって、製造業の景気後退が顕著になってきたことが相まって心理的な不安要素が拡大しているのかもしれません。

しかし、一歩引いて考えてみればいつの時代でも経済・景気の先行きなんて波があるもので、いつも順風満帆というわけにはいかないものです。

 

何をするべきか、どう動くべきかなどは、その時々の判断と行動によって成行きで変わっていくものだと思います。

親、あるいは先々代が築いた会社が今の形になったのは、そうなるべくして成ったはずですが、最初からその形が見えていたかというと、そういうわけでもないはずです。

 

なのに、何故、私たち松坂世代の次期社長たちにはこんなにも不安を抱えて動けなくなってしまっている人たちが多いのでしょうか?

就職氷河期が影響している?

1990年にバブル崩壊が起こり、世の中が大不況へと突き進みます。

1991年~2005年の間に大学や専門学校を卒業した世代の人たちは俗にいう「就職氷河期世代」とも呼ばれ、昭和55年(1980年)生まれの私たちは、まさしくこのど真ん中にいたことになります。

 

当時、企業の業績悪化に伴って新卒求人が減っていたのを覚えています。

各企業は新人を育てるだけの資金的余力がなく、とにかく即戦力となる人材ばかりがもてはやされたのです。

 

いつの時代も、「手に職を」と言われることがありますが、とりわけ私の世代は資格が取れる大学や専門学校の人気が高まっていたような気がします。

資格でも取っていないと就職が厳しい世の中だったからでしょうか。

実際、私も農学部と薬学部で迷った挙句、薬学部進学を決めて薬剤師免許を取得しました。

 

青年期に就職氷河期という、不安で包まれていたような時代を送った私たち松坂世代は、どこかしら心に余裕がないのかもしれません。

何か保険がないと・・・

何か安定したものがないと・・・

不安・不安・不安・・・

 

若い時の経験というのは、壮年期、老年期になっても影響を及ぼすものであると考えれば、今、悩んでいる39歳の次期社長たちの心の中には、自覚のない不安があるのだろう。

 

そして、もっとばつが悪いのは惰性で親の会社に転がり込んでしまったという人達です。

就職氷河期のため、どこにも就職できなかったから仕方なしに親の会社で働くことにしたという人達。

志が無いままに働くことと、目標や目的、興味を持って仕事をすることとではメンタルの部分で大きな差があります。

 

仕事というのは、必然性に駆られてする仕事と興味があって取り組む仕事があり、双方が折り重なって1つの仕事になっています。

今、自分には興味を持って取り組んでいける仕事があるでしょうか?

何かを見つけたければ、外を見ることが大切

いつの時代も、異端児とか革命児と呼ばれるような人たちはいます。

自分が思い浮かべることができる人物にそういう人はいるでしょうか?

彼らのようになりたいならば、彼らが何をしているのかを調べて真似をすればいい。

 

彼らが他の人たちと違うところは何かを考えた時、天性とか才能という要素よりも情報収集力が優れていることが一番ではないかと思います。

町工場のようなモノづくりの世界において、技術力というのは戦力です。

でも、それは社長が身につけるべきものではない。

 

社長というのは、技術者ではなく戦略家であるべきです。

会社の方針を考えたり、組織統制をどうするか指示したりするのが仕事です。

そのために必要なことこそが情報です。

 

情報(知識)がなければ、戦略は立てられません。

何を知るか。

何を学ぶか。

何を使うか。

これこそが、自分で判断するべきことです。

 

それに、情報があれば話のネタにもなります。

 

従業員に残業させると、残業代がかかるので、日曜や祝日に自分が休日出勤して機械を動かして「なんで俺だけサービス残業をせなあかんねや・・・」とぼやく社長さんもいます。

でも、ぼやくなら休日出勤をしなければいいやないかと思いません?

こうやってぼやくだけの社長は、社長失格。

 

私たち松坂世代の中でもほかの世代からダメダメと言われている人たちは、情報収集が下手だったり、情報は収集するけど上手く使えなかったり、行動する勇気がなかったり、行動すること自体を面倒くさがったり。

そういう人が多いんです。

あるいは ”遊び” が無いガチガチの真面目人間だったりする。

 

仕事は真面目にするべきですが、遊び心がなければ面白くないです。

何かあったら、雑談の電話でもしようかなと思われるような人になれた方が得です。

雑談の中に仕事があるから。

 

その雑談力をつけるためには、外を見る目を持つこと。

何を見るかは自由です。

自分の会社の中に取り込めるものは何かと考えすぎないことが肝心だと私は思います。

考えすぎると余計な壁を作ってしまうからです。

 

どこに、どんなヒントが埋もれているのかなんてわかりません。

私がブログを始めたのも、仕事と結び付けようということからではないですし、ブログがインターネットビジネスにもなるし、さらにはコピーライティングやペルソナ、USP、PASONAの法則・・・などなど、得られた情報は大きいと思っています。

 

サーバーをレンタルし、ドメインを取得し、ワードプレスを導入してという流れが部品加工の仕事に直結するかなんて考えたりもしませんでした。

でも、ブログというツールを使えるという強みは増えたことに間違いはありませんし、今後、どのように活用するかという選択肢も増えたことは事実です。

 

なので、何かを見つけたいけれども、何を探せばいいかわからない。

何かを見つけたいけれども、どこを探せばいいかわからない。

そういう人こそ、色々なジャンルの実用書やビジネス書などから読んでみることをお勧めします。

 

あぁ、そういう考え方があるのか。

そういう動き方があるのか。

そういう生き方があるのか。

と参考になることもあるはずです。

 

ありきたりかもしれませんが、いかに本を読むか。

あなたは、今月、何冊の本を読みましたか?

私はAmazonのKindle(キンドル)を購入して利用しています。

 

月額980円の読み放題(Amazon unlimited)を活用していて、頻繁に利用しているので完全に元をとっています。

「面白そう」と思った本をダウンロードしては、「思っていたのと違うかな・・・」と感じたらすぐに違う本を探してダウンロード。

これは便利です。

 

キンドルは本を持ち歩かなくてもいいし、Wi-Fiがつながるタイプのものを使えば書籍のダウンロードもストレスなくできるのでお勧めです。

ダメダメから脱却するために必要なこと

本を読んだりして情報を得るということも大事ですけれども、人から聞く生の声(情報)もとっても大事です。

私たち世代よりも上の世代の人たちも下の世代の人たちも、過ごしてきた環境が違うので考え方にも多少の偏りがあったりするものです。

そういう様々な意見とか知恵とかを直接聞くことができるのならば、会社の中に閉じこもらずにどんどん出て行くべきだと思います。

 

あとは、収穫を得ることに執着しないことも大事です。

 

有益な情報をもらえる人は、ガツガツしていないことが多いと思います。

前のめりに仕事やお金の話ばかりしても、人気者にはなれません。

俺はそんなことないし!と思うのは皆がそうですけど、不景気で不安だったり、仕事が少なくて焦っている時というのは案外、自分では気づかないうちにガツガツしているように見られているかもしれません・・・

 

あと、いつも仕事が舞い込んでくる人は、せこい人も少ないです。

「せこい」と言うとちょっとどうかなと思うかもしれませんけど、自分だけ得したろ的な感じがする人ってほとんどいないんです。

個々の感じ方にもよりますけれども、1つ1つの仕事に細かく利益がどうこ言わないんです。

 

仮に、利益がでない奉仕的な仕事になったとしても、「ええよ!ええよ!」とやってくれたりするんです。

めちゃ気持ちがいいし、お返しをしないといけない気持ちになってしまいます。

 

ダメダメなのは、「今回だけ特別な」とか「仕方ないから、今回は得値でやったるわ・・・」というちょっと暗い感じで嫌々受けること。

お願いする方も、過剰に申し訳ない感じがするので、今後あまりお願いするのはやめとことなるんです。

そうすると、利益の多い良い仕事もお願いしないようになってしまいます。

人間の心理です。

 

良い球(仕事)も悪い球(仕事)もバチーッ!!!といい音立ててキャッチできるキャッチャーになれることが一番の理想だと思います。

そうすることで、仕事のご指名が来るんです。

 

私たち松坂世代のように就職氷河期を経て、仕事に対して心がナイーブになっている人が多い世代は、何か突き抜ける明るさが必要かもしれません。

今、悩んでいる人はとにかく、情報集めをすることと同時に、どんなことでも受け止めてしまおうという気持ちをもつようにしてみてください。

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