フライス加工とは?初心者のための解説

フライス加工 町工場

ウチの会社は、社内加工においてはフライス加工専門です。

1987年創業以来、一貫してフライス加工だけをやってきました。

 

でも部品加工の問い合わせをされる一般の方に「フライス加工」と言っても「フライス加工って何ですか?」という質問をされたりするので、ここでは、フライス加工とはということをお伝えします。

 

フライス加工とは、一言で言うと固定した加工物に回転工具を当てて削る加工のことです。

使用する工具の種類によって、溝を加工したり、穴を開けたり、3Dの削り出しができたりもします。

 

工具には、エンドミル(ラフィングエンドミル、ボールエンドミル、テーパーエンドミルなど)、サイドカッター、Tスロッター、ドリル、リーマー、ボーリングなどなど、色々とあります。

 

ちなみに、フライス加工と対比される旋盤加工は工具は回転させずに加工物を回転させて加工する方法のことを指します。丸い形状のものを削ると認識するとわかりやすいです。

機械によっては、旋盤加工とフライス加工の両方を1台で出来るものもあります。

横フライスと縦フライス

フライス加工の刃物が上から下に向けて垂直方向に取り付けられている立フライス(立型)

 

横向き(水平方向)に工具が取り付けられている横フライス(横型)があり、それぞれ用途に強みがあります。

 

例として、平べったい板にたくさんの穴を開ける場合は、横型よりも立型のほうが向いています。

一方、背が高い部品を加工しないといけない場合は横型が向いています。

 

具体的には、それぞれの部品の形状によって横型か立型かを判断することになりますが、私の所感ではありますが、町工場が所有するフライス加工機の多くは立型であるような印象を受けます。

 

横型のフライス加工機を持っているところは少ないかな。

理由としては、立型に比べて機械の設置スペースが大きくなるからです。

門型マシニング(フライス)とは

門型というのは、その名の通り加工物を置くテーブルをまたいで門の形のアームが設置されている機械です。

こちらも、フライス盤なので加工物をテーブルに固定し、回転工具を当てて加工します。

 

門型加工機は五面加工機とも言います。

 

五面加工機の「五面」というのは四角いブロックをテーブルに置いたら、テーブルとの接地面以外の五面を段取り変え無しで加工できることからそう呼びます。

門型加工機の工具が取り付けられているヘッド部分は、常に下を向いているわけではなく、横を向いたり斜めになったりもできるように可動部があります。

だから、五面加工ができるのです。

 

2m、4mという大型サイズの部品などは、門型の機械で加工することが一般的です。

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まとめ

フライス加工の定義は、固定した加工物に回転させた刃物を当てて削ること。

これだけです。

 

どのように工具を当てて削るかというのは関係ありません。

また、五軸加工機のように加工物を回転テーブルの上に固定することで、加工物を動かしながら回転刃物を当てて削る高度な切削技術もあります。

この領域になると、CAD/CAMシステムが必須になります。

五軸加工機と五面加工機の違い
うちの親父が初めてマシニングセンタを導入した昭和も終わりの頃。 あの頃は「おぉ!マシニングセンタを入れたんか!」と物見遊山のような人もウチのような小さな町工場に訪れたという。 あれから30年の月日が経つ今日この頃。 ...

 

 

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