単品・小ロットの部品加工の相談や見積りを受けてくれる業者の見つけ方

旋盤 部品加工依頼の「い・ろ・は」

単品・小ロットの部品加工の相談や見積はどこに頼めばスムーズに受け付けてくれるのだろうか。しばし、そういった悩みを耳にしますが、そもそも、その悩みを解決する方法は窓口となってくれる業者を探すこと以外ないと私は考えています。

 

見積りや相談を受けるか受けないか。業者サイドからすれば、個人相手であろうと企業相手であろうと、自社が得意としていること以外の相談や見積を受ければ拒絶反応を少なからず示すということは当たり前です。

 

この客の仕事は、細部にうるさく言われる部品なのだろうか?

見た目に少しでも不満があると強烈なクレームが来るのではなかろうか?

とても厳しい価格要求をされるのではなかろうか?

見積するだけさせて「高いからいらないです」と言われて終わりではなかろうか?

などなど、あなたの知らない裏側で見積りや相談を受ける担当者が悶々としていることなど知る必要もないし、心配する必要すらもっとない。

 

そんなことよりも、如何にして、業者の人間が受け入れやすい仕事の頼み方をするかを心掛けない限りは、あなたの部品加工依頼は単品であろうと大ロットであろうと受け付けてもらえる確率は限りなくゼロに近くなってしまいます。

 

要するに、その業者が単品加工を得意としているのか、量産を得意としているのか、どんな加工を得意としているのか、情報収集をホームページからする他ない。

この記事は、単品加工や小ロット部品の見積り、相談を受けてもらえそうな業者をどうやって見つけるのかについて、いくつかのポイントをお伝えしています。

個人相手でも依頼を受けている業者は単品に強い

個人依頼は単品・加工・小ロット部品の依頼が多いので、そういった加工を受けつけていることを前面に出している業者は有力候補ですからピックアップしておこう。

しかし、個人からの依頼も受けているというだけで業者を選んではいけない。

 

何故なら、部品加工の相談で一刀両断されてしまう一番やってはいけない例「畑違いの仕事の相談をしてしまう」ことをやらかしてしまうかもしれないからです。

業者側からすれば、「それはウチの仕事じゃないよ」というわけ。

 

個人からの依頼も受ける = どんな部品加工相談でも受け付けます

ではない。

 

そんなことを言われても、こっちはどこに相談すればいいか分からないんだよ!という逆ギレは禁止です。

 

まず、「部品加工」と言っても、加工の方法はいくつもある。

自分が欲しい部品は、いったいどんな加工方法を必要とする部品なのかも分からないという場合もあるでしょうが、基本的(代表的)な加工方法として何があるのかは機会があれば知っておいて損はないです。

 

フライス加工・マシニング加工、旋盤加工、スロッター・ブローチ加工、ホブ盤・ギア加工、フォーミング、ワイヤー放電加工・型彫り放電、プレス加工・ベンダー・曲げ加工、溶接(製缶)、研磨、熱処理、塗装・メッキ・コーティングなど

とにかく部品加工の世界は奥が深くて、手法が多いのでそれだけ多くの加工業者がある。

少なく見積もって日本中には20万社以上の加工業者がある。

 

では、それらの加工業者の中から選ぶべき業者の特徴は何か?

 

色々な加工方法を用いて部品加工している業者をピックアップする

インターネットで検索すると、単品加工・小ロット部品を受けてくれる業者は珍しいものでもなく、たくさんヒットするはずです。

検索で見つかった業者を片っ端から見ていき、加工実績に多様性のありそうな業者をピックアップします。

 

色々な形の部品を作っているということは、それだけ業者間のネットワークも広い可能性が高く、多くの協力会社を抱えていると推測できます。

1社で出来ることなんて、たかが知れてます。

社内でどんな加工でも全部できればベストかもしれませんが、おそらく日本中を探し回っても見つけることはできない。

 

だからこそ、強力なネットワークをもっていそうな業者に相談するのが一番良いのです。

部品加工に関わらず、例えば何か困りごとがあって相談する時には家族や仲の良い友人には話しやすいし、話も聞いてもらいやすいですよね。道行く知らない人に「ちょっとすいません、相談を聞いてもらえません?」と話しかけて立ち止まってくれる人はどれくらいいるでしょう???

これと同じことで、部品加工屋どうしの繋がりで相談しやすい仲間がいるはずなので、そういった仲間に聞いてくれる窓口的な業者さんを見つけたほうがゴールが近いというわけです。

 

どうでしょう?納得できましたか?

個人からの依頼も受けていて、なおかつ様々な部品を作っている業者をリストアップしていきましょう。

 

ちなみに私の会社でも単品加工・小ロットの部品加工依頼は普通に受けています。

もちろん、個人からの依頼でも問題ありません。

有限会社平野製作所

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単品、量産に関わらず相談に真摯に対応してもらえるかどうかは、相談の仕方次第である

個人からの依頼であっても見積りや相談を受けてくれ、色々と幅広く部品加工をされている業者があっても、あなたの相談方法が間違っていると目的は達成できません。

 

実際に私が個人の依頼者から受けた相談や見積り案件で困った体験を紹介します。

図面はない。写真だけ送ります。←これはダメ

部品加工は図面やデータが無ければ進めることができません。

図面が描けないという人もいるとは思いますが、だからといって「イメージで作ってください」と頼んでも無理です。芸術家が作るような食器ならまだしも、機械部品は芸術品ではないのでイメージだけではつくれない。

 

最低限、大きさや形が分かるようにマンガを描くということくらいはしてください。

業者によっては、図面化を無料で対応してくれるところも少々あります。

「部品図面の書き方」それは個人で部品加工依頼をする必須条件
個人で部品加工を業者に依頼する時ってどのようなシチュエーションが考えられるでしょうか。 旧モデルのパーツを使っているが、すでに廃盤となってしまっているので新規購入ができない。でも、そのパーツじゃないと使用上満足できないので、手元にある...

材料は何か分からない。←これもダメ

部品加工の依頼をしたければ、部品の素材をどうするかは考えないといけない。

素材選びのポイントはザックリと書くなら以下のようになる。

 

強さが欲しい → 鉄系

もっと強さが欲しい → 鉄系+熱処理

軽さが欲しい → アルミニウム系

熱伝導性が欲しい → アルミ・銅合金

電気抵抗を減らしたい → 銅合金(真鍮とか)

耐食性が欲しい → ステンレス系(SUS304など)

 

こういったことを踏まえて、用途や目的を相談する業者にしっかりと伝えておくとよい。

部品加工を依頼する時に知っておきたい材質のこと。鉄も色々。
個人で部品加工を町工場に依頼したいなぁと思う時にとっても大事だけど、とっても難しいのが材料の選別です。 鉄で作って欲しい、そう思っても「鉄」にも色々あるんです。 加工依頼をすると、必ず聞かれます。 「材質は何にするの?...

 

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