健康長寿を目指せ!体の老化防止に働くホルモンと細胞分裂の関係

健康
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人は生まれてからみな平等に老化しますが、その老化の進み具合などは人それぞれ異なります。

その差を産んでいるのは老化防止ホルモンの分泌量とも言われていて、そのホルモンこそがアディポネクチン

 

私達の体は無数の細胞から成り立っており、細胞分裂によって新しい細胞が生まれては古い細胞は死んでいきます。とりわけ、皮膚細胞や髪の毛といった細胞分裂周期が短いものもあれば、ほとんど細胞分裂をしない心臓の細胞などもあります。

 

でも、一般的に見る老化は細胞分裂が遅くなったり、あるいは停止してしまうことで起こります。

私達の細胞はそれぞれにおよその決まった細胞分裂回数を持っており、その細胞分裂回数を決めているのが細胞内の染色体(DNA)にあるテロメアと呼ばれる一定の長さを持った部分なのです。

テロメアはテロメラーゼと呼ばれる酵素によって伸びるのですが、テロメラーゼが無くなるとテロメアはどんどん短くなっていき、一定の長さよりも短くなると細胞は分裂しなくなり老化に結びつきます。

 

実は、老化防止ホルモンであるアディポネクチンとテロメアには密接な関係があり、あることが原因でアディポネクチンの分泌量が減少するとテロメラーゼの分泌量も減り、結果的に細胞の老化が進んでしまうのです。


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テロメアの維持が細胞老化を防ぐ

肌のシミやしわは女性にとって深刻な悩みとなります。特に40代を過ぎたころから、肌の弾力が無くなったりシワが増えたりしますが、その原因はDNAにあるテロメアが短くなってしまうことにあります。

実際に肌のトラブルで悩む40代以降の人では肌細胞のDNAにあるテロメアが急速に短くなっていることが見受けられるのです。

 

DNAと聞くと上の画像のようなイメージが頭の中に浮かぶ人も多いと思いますが、この構造をDNAの二重らせん構造と呼びます。

このハシゴみたいな形をしたひも状のDNAは細胞分裂をしない時はひも状のままなのですが、細胞分裂の時だけ染色体という形状を作ります。

 

 

 

細胞分裂の時に作られた染色体はローマ字のXの形をしていて、テロメアはこのXの形の先端に位置します。そして、細胞分裂の度にテロメアは少しずつ短くなっていくのです。

 

テロメアが一定の長さよりも短くなると、肌の細胞分裂が正常に行われなくなり肌の弾力を保つエラスチンと呼ばれる物資を分泌できなくなることも老化の原因になります。

エラスチンは肌のコラーゲン繊維を保持する物質の1つです。

 

また、肌だけでなく糖尿病、高血圧、高脂血症など様々な病気は細胞の老化が関与していることが多く、血管年齢なんて言葉を聞いたこともあるでしょう。これは血管の細胞がどれだけ弾力をもっているのかなどを示した言葉でもあります。

言い換えれば、血管の老化がどれくらい進んでいますか?ということ。

ここでも、テロメアが大きく関与しているのです。

 

実際に健康長寿の家系というものはあるようで、彼らの家系ではテロメアが短くなりにくいということが多くの研究で言われていることです。

つまり、いかにしてDNA(染色体)にあるテロメアを短くしにくくするかが若々しく、健康で長生きできるかを左右すると言っても過言ではないのです。

 

テロメアの維持に欠かせないホルモン「アディポネクチン」

遺伝的にテロメアが短くなりにくい人というのはいますが、そうでない人でもテロメアを短くしにくくすることは可能だと言われています。

よく細胞老化を促進する活性酸素を取り除くということが叫ばれますが、活性酸素はいわば細胞やDNAを攻撃する因子の1つです。

 

ポリフェノールなどの抗酸化作用をもつ成分は、活性酸素から細胞を守ってくれるので積極的な摂取は細胞が傷つくのを防いでくれます。

ただし、決して細胞の老化スピードを緩めてくれるわけではありません。

 

細胞老化のスピードを左右するのはテロメアがいかにして短くなりにくいかです。

 

テロメアを短くなりにくくするために働くのがテロメラーゼという酵素なんです。テロメラーゼは唯一テロメアを伸長させる酵素であって、テロメラーゼが少ない細胞ほどテロメアの短縮は進んでしまい早くに細胞分裂停止が起きてしまいます。

 

ここで注目したいのがアディポネクチンというホルモンです。

アディポネクチンは別名「健康長寿ホルモン」とも呼ばれており、健康で長生きをしている高齢者たちの多くはアディポネクチンをたくさん分泌できる体質をもっていることが調査されています。

 

アディポネクチンについては、以前にもメタボに効果あり!ということで紹介はしているのですが、その記事でも書いた通りメタボ以外の様々な病気を防いでくれるホルモンなのです。

メタボを解消する最強のサプリメント!?何故これが効くのか?
服を脱いだらポッコリお腹が・・・ 会社の健康診断で「メタボですよ」「糖尿の気がありますよ」と指摘されてガックリしているあなた。 家に帰れば、嫁からメタボ腹をなんとかするためにダイエットしなさい!と言われる。 ...

 

この健康長寿ホルモンであるアディポネクチンはテロメラーゼと深い関係にあり、アディポネクチンの量が増えればテロメラーゼの量も増えることが知られています。

つまり、アディポネクチンの分泌量が多い健康な高齢者はテロメラーゼによってDNAのテロメアが短くなりにくくなっているということです。

逆に言えば、アディポネクチンを沢山分泌できるようにすれば健康長寿を目指すことができるということ。

 

このことから、アディポネクチンのサプリメントが40代以降の人に注目され始めています。

日々の生活習慣を変えるだけではなかなかアディポネクチンの分泌を増やすことが難しい上、しっかりと分泌されているかどうかも確認できませんよね。

なので、外からアディポネクチンを摂取するのが効率的ということです。

 

アディポネクチンの分泌を阻害している要因は終末糖化産物(AGE)という物質なのですが、これはタンパク質と糖が過熱されてできた物質になります。

体内でこのAGEが蓄積・増加するとサーチュイン1遺伝子と呼ばれる遺伝子の発現が抑制されてアディポネクチンの分泌量が減少します。

 

普段、私たちが口にする食べ物の多くはタンパク質と糖が含まれており、それらを加熱調理することでAGEが作られるため、何気なく食べているものにはAGEが含まれると思ってください。

 

私たちが摂取したAGEの大半は消化の段階で分解されて排出されるのですが、一部は分解されずに体の中に蓄積されていくと言われています。

とりわけ、血糖値が高い人はそれだけ摂取したタンパク質と糖が結びつきやすいので、AGEが溜まりやすいので注意が必要です。

糖尿病の人は合併症以外にも様々な病気になりやすい理由はAGEにあるという考え方もあるわけですね。

 

ちょっと困ったAGEですが、100%摂取しないということはかなり難しく、あまり意識しすぎても楽しい食生活が失われてしまいます。

ですから、私たちが気を付けることは肥満や糖尿病にならないようにすることです。

そうすることで、アディポネクチンの分泌量も減少しにくい体質を作ることができます。

 

しかし、長年の不規則な生活や食生活のツケは案外大きかったりします。

急に生活習慣を改善しようとしてもなかなか難しかったりもします。

そういう人こそアディポネクチンのサプリメントは最適かもしれません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

健康長寿ホルモンと呼ばれるアディポネクチンと細胞老化を左右すると言われるテロメアの関係。

さらには、アディポネクチンの分泌量を減らしてしまう終末糖化物質(AGE)との関係。

 

普段の生活の中ではあまり意識しないことかもしれませんが、健康で長生きするために大切なことはアディポネクチンの分泌を減らさないようにすることです。

そうすれば、テロメラーゼによってテロメアが短くなりにくくなるので、細胞分裂が停止することなく健康でいられるということ。

 

時間は決して巻き戻せませんから、今できるうちに対策をしてみましょう。


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