理系の大学院進学は内部進学と外部進学のどちらが良いのか?

大学院
Cparks / Pixabay

とりわけ理系の大学に所属し、大学院に進学しようと考える時に出てくる迷いの1つが内部進学するか外部進学をするかということです。

 

内部進学の場合、成績がある一定ライン以上なら面接だけでパスできるので凄く楽ですが、外部進学を目指す場合は新たに大学院受験をしなければなりません。

筆記試験と面接をするところがほとんどですね。

 

もしもあなたが、内部進学か外部進学かで迷いが生じているなら、その迷いの理由を考えてみよう。

ここでは、それぞれのメリットとデメリットを踏まえてあなたがどちらを選ぶべきかの道しるべを示します。

 

 

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大学院に内部進学するメリットとデメリット

今現在通っている大学でそのまま大学院に進学する内部進学には多きなメリットがあります。

それは、研究内容を学部生の延長線上で継続できること。

そして、先ほどにも書いたように、大学での成績が一定ライン以上ならば大学院試験の免除(面接のみ)が受けられることもメリットの1つですね。

 

同じ大学でも、所属した研究室とは別の研究室へと移りたい場合でも、基本的に内部進学だと試験免除などの厚遇はあるので、まさかの大学院受験で浪人生活を送るなんて心配もほぼありません。

 

これらが大きなメリットだと言えます。

 

研究というのは、1年、2年ではなく、もっと長い年月をかけて結果を出すことが多いので、1つのテーマを深く追求し続けられるということは、それだけジャーナル(科学雑誌)への論文投稿・掲載という研究者のステータスを達成できる可能性も高くなるというわけです。(もちろん、定期的に論文を投稿できている研究室に限られてくる)

 

外部進学する場合、どうしても全く同じテーマで研究を続けられる保証はありませんし、場合によっては全く違う研究テーマを与えられることもあります。

 

 

また、外部進学を考える人の多くは、私立大学に通っていて国立大学の大学院を受験するかどうかで迷っている場合が多いが、やはり私立と国立ではどうしても一般職に就く場合は就職時にその学歴で有名国立大に軍配があがるのは否めないかもしれません。

 

ですが、よりコアな研究分野で就職を目指すならば、大学名よりもむしろどこの研究室で研究してきたか、どんな内容の研究をしてきたかの方が重要視されることが多い。

 

 

東京大学や京都大学といった日本のトップレベルの大学院であれば、その名前だけで就職活動のエントリーシートがはじかれることはないですが、大学名だけで就職の採用・不採用が判断されるわけではなく、無論どのような研究を行ってきたかの方が重視されることの方が多いです。

 

とはいえ、もしも就職に有利になることを望むなら、頑張ってでも外部進学を目指すことをオススメします。

 

外部の大学院を受験するメリットとデメリット

外部進学を目指す時、大きな問題は大学院受験があるということ。

当然、目指す外部の大学院でも内部進学をする学生がいるので、彼らと対等に試験を受けなければなりません。

 

ここで ”対等に” と書きましたが、本当は対等ではありません。

大学院試験の過去問が大学の事務所に用意されていることが多いので、内部進学を希望する者たちはそれらを利用できるのですが、外部からの受験者は当然利用できないのです。

 

なので、過去問対策ができる・できないで少し差があるんです。

大学受験では必ず過去問対策をしたと思いますが、それだけ問題に傾向があるということなんです。

 

そんな過去問対策ができない以上は、頑張って勉強するしかありません。

ちゃんと基礎学習をしておきましょう!

 

試験に不合格になると当然、進学は断念せざるを得ないので正念場です。

 

 

さらに、外部進学をするデメリットとしては、新しい環境に馴染まないといけないということ。

実は、大学院の研究室によっては、外部進学者に対して少し閉鎖的なところも事実あります。

そればかりは、訪問してみないとわかりません。

 

なので、一応は事前に教授にアポを取って、研究室訪問をしておくとよいでしょう。

 

研究室訪問は、研究室の雰囲気もわかるし、運が良ければ在籍している学生がどんな実験をやっているのかを間近で見せてもらえたりもするので、大学院ライフのビジョンが思い描きやすいと思います。

 

 

もう1つ、理系の中でも特に医歯薬系の学生は、大学院進学を目指す時に覚えておかないといけないことがあります。

それが、国家試験

私も薬学部を卒業し国家試験を受けましたが、国家試験の日程と大学院試験の日程が近いので両方の試験勉強を同時にしないといけないのです。

 

これはかなりプレッシャーになるので、へこたれないようにしてください。

 

外部進学のメリットは例を挙げると

  • 今の研究内容があまり意欲的になれないので、もっと興味のある分野に研究テーマを変えたい。
  • 研究設備がもっと整った研究室に移って効率良く研究したい(研究費が豊富な研究室に移りたい)
  • 就職に有利な大学名が欲しい
  • 教えを乞いたい教授がいる
  • 有名な実績を残した研究室を受験できる

といったことには有利に働きます。

前提として、研究室選びを間違わなければの話ですけど。

 

あなたが今、外部の大学院を受験しようか迷っている理由はなんでしょうか?

もしかしたら、もう答えは見つかったかもしれませんね。

 

大学院進学を目指す目的と思い描く未来

大学院に進学しようと志したあなたの理由はあなたの未来をどのように変えてくれるだろうか。

大学院をでたあとにどのような仕事をしたいのか。

それによっては、内部進学か外部進学かの決断ができる。

 

大学院生活は思うほど自由ではありませんし、思うほど時間がありません。

修士課程を修了後に就職することを考えている人は、大学院に入ったその年の秋には就職活動が始まります。

 

博士課程に進む人は、出来る限りの研究データを集めて信頼性、レベルの高い論文を書く練習をしなければなりません。

私も朝早くから夜中まで研究室で必死でした。

 

いずれも、とにかくあっという間に時間が通りすぎます。

 

内部進学にしても、外部進学にしても目的は大学院に進学することではなく、大学院を出たあとに何をしたいかです。

そこを考えて、今の研究室以上に理想的な研究室が他にあると思うなら外部進学を目指して受験勉強を頑張りましょう!

 

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