個人で部品加工を依頼する物を「写真」で伝えるマル秘術

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こんにちは!

町工場で働く Akimaru です。

個人で部品加工を町工場に相談したいなぁという時の中でも特に現物が手元にあって、それと同じものをつくってほしいということ、ありませんか?

実際に町工場を訪れて、目の前で「これと同じもの作ってほしいんです」と言えれば、話は早いんですが、そうはいきません。

大抵は、現物の写真をスマホなどで撮影したものをメールに添付して送っているのではないでしょうか。

でも、部品加工の相談メールを勇気をもってしたのに返事がこない。。。。

ありますよね。

残念ながら。

実はそれ、写真の撮り方を失敗している可能性があります。

ぶっちゃけ、町工場の人たちは基本的に面倒くさがりです。

メールに添付してある写真を見て、「何かようわからんなぁ」と思ったら無視するところも多いです。

なので。

そうならないためにも、あなたがするべきことは現物写真をより分かりやすく撮影し、町工場の人に「あぁ、なるほどね」と言わせないといけないのです。

パッと見て、製作可否や見積もり計算が判断しやすいものでないとダメなんです。

ここでは、町工場に部品加工を依頼する時に撮影する現物写真のマル秘術をお伝えします。

これで、町工場からの反応率はアップするはず。

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部品の写真は全方向から撮影したものを用意する

私が今まで部品加工の依頼・相談としてメールで現物写真を送ってもらった中で最も困ったものは共通して以下の問題があります。

  • 大きさがわからない
  • 全体像が把握できない
  • 素材が何かわからない

いずれも、部品加工をするためには必要な情報です。

どれか1つでも欠けると、正式な見積もりもできないし、全体像が分からなければ加工ができるかどうかも判断できません。

もしかすると、写真に写っていないところが加工できないような形状になっているかもしれないからです。

よくあるのは、鍛造や鋳造といった金型で大量生産されたような部品を単品で作ってほしいという場合に、加工困難という事態が起こります。

そもそもが、製造方法が違うというのが理由です。

まぁ、それはさておき、とにかく写真で現物部品のことを伝えるためには、まずは全体像を伝えることを意識しましょう。

そのためには、写真を全方面(6面)から撮って送ることです。

上下左右と前後全てです。

本当は現物を見て、自分で簡単な図面をかくことが望ましいのですが、それができない場合は全方面から写真を撮ろう。

部品の大きさがわかるように、定規を置いて撮影しよう

手元にある現物部品の写真を全方面から撮る時、もう1つ注意したいのは部品サイズがわかるように撮影することです。

手っ取り早いのは、定規を部品の横に置いて一緒に撮影する方法。

そうすれば、大体の大きさが把握できます。

ただし、注意しておきたいのは、これだけでは細かい部分の寸法はわかりません。

やはり、要所要所の部品の寸法は自分で実測して、紙にでも簡単にイラスト的に描いて示しておくのが望ましいです。

例えば、穴があいていれば穴の大きさや寸法公差が必要なものかどうか。

細い溝が入っているなら、その溝の幅は深さはどれくらいかなど。

基本的には、6方向から見ただけではわからない部分というのは、部品の内部の形状です。

寸法を測定するにはノギスを使うのが便利です。

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写真の画像解像度(画像サイズ)にも気を付けよう

スマホやデジカメなどで写真を撮る時、あなたは画像解像度(画像サイズ)の設定をしていますか?

何も気にせずそのまま撮影して、そのままメールに添付して送信ボタンを押していませんか?

その画像、めちゃめちゃデカいサイズかもしれませんよ。

あまりにデカいサイズだと画像を開いた時に見えづらくてちょっと困ります。

ファイルも重いし。

例えば、メールに画像を添付する方法によっては、メール本文の中に画像を挿入しているメールもあります。

その時には画像サイズが大きいとひときわ見えにくい。。。。

例えば、こちらは画像サイズが 645 x 480x の画像をメール本文に挿入したもの。

こちらが、大きいサイズの画像(2000~3000px くらい)を挿入したメール

まるで全体像が見えない。

このように、少しでもメールを送る相手に煩わしさを感じさせないためにも、スマホやデジカメで写真を撮る時には、設定項目から「画像サイズ」を選んで、640 x 480px くらいにしてから撮影することをおススメします。

あまり大きいサイズはメールを送る速度も遅くなりますので。

また、メール本文に画像を挿入するよりは「ファイルを添付」する形で送る方がベターかなと個人的には思います。

写真だけじゃわからない!材質も明記することを忘れずに

よくあるのは、「こんなもの作れますか?」と写真を送ってくださるのですが、肝心な材質は何で作るのかを全く明記されていない相談です。

金属か樹脂かくらいは、写真を見せてもらえればわかることが多いですけど、金属にも樹脂にも種類は沢山ありますので、時間的余裕があるなら材質の種類についてご自身でも調べておくと良いですね。

ただ、あまり知識がないのであれば、「○○という金属で作ればよいと思うのですが、どうでしょうか?」という一文を添えておくと、教えてくれるかもしれません。

※町工場の人すべてが素材のことに精通しているわけではないので期待し過ぎないでください。

その部品には表面処理は必要か?

部品加工は削って終わりじゃないものも結構あります。

場合によっては、耐摩耗性を上げるために熱処理が必要であったり、メッキやコーティングなどの表面処理をしたほうがよいものもあります。

だけど、こういったことは知識が無いとまず考えることすらないと思います。

なので、どういった用途で使いたいのか、防食性や耐摩耗性が必要なのかなども伝えておくことだけでも頭に入れておこう。

最後に

今、手元にある部品の写真を送る時には、汚れなどを拭いてキレイにしてから撮影しましょう。

たまに油まみれになったまま写真を撮って送ってくる人もいますが残念です(笑)

部品加工の個人依頼は、受け付けてくれる会社と受けてくれない会社に別れていますが、打ち合わせや加工等に時間がかかる割には利益が出にくい案件でもあります。

それを依頼する側も踏まえてお願いするように心がければ、自分の作って欲しい部品が手に入るかもしれません。

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