機械加工で部品をクランプする方法の重要性

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Akimaru です。

小さな町工場は仕事を受けれる容量が小さいかわりに、フットワークの軽さが売りになりますが、そのお陰で色々な案件・引き合いを頂くことがあります。

御相談頂く会社様の中には、部品加工のことは全く知らないという異業種の方もいらっしゃいます。

そんな時によく困ってしまうのが、部品のクランプ方法に悩まされる案件です。

あーしてほしい。こーしてほしい。

そんな全ての要求にスマートに応えたいのは山々なのですが、案件によっては加工する時のクランプ方法に妙案が浮かばず断念することもあります。

え?クランプって何ですかって?

はいはい。

ここでは、部品の機械加工におけるクランプの重要性について、少しだけお話しましょう。

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機械で部品を削るときには必ず固定が必要

何かを削る時、非切削物は必ず固定しないといけませんよね。

そのへんにコロコロと転がしたまま、回転させたドリルやエンドミルなどを当てると非切削物はぶっ飛びます。

絶対に加工できません。

加工方法は色々ありますが、全てにおいて固定(クランプ)は必須です。

例えば、金属ブロックならば下の写真のようなバイスと呼ばれるもので挟みます。

可動する口でしっかりと挟んで固定すれば、人間の手で引っ張っても取れなくなります。

油圧で挟み込むタイプと油圧ではない手締めタイプがあります。

ただ、丸い形状のものになるとバイスでは挟みにくいですし、油圧で締め付けると変形する可能性もありますね。

なので、丸いものになればチャックと呼ばれるもので固定することが多いです。

こちらは爪と呼ばれるものが放射線状に可動することで加工物を固定します。

その他、大きな加工品であったり、チャックやバイスによる固定で加工上の都合が悪いものにおいては、機械のテーブルに直接クランプすることもあります。

とにかく、しっかりと固定して切削工具を当てて削っても加工物が動かないようにしなければいけないのです。

時々、加工中に「品物が動いた」という状況になることがあります。

これは、切削負荷が大きすぎて加工物の固定力が負けてしまうことです。

なので、固定できたとしてもどれくらいの切り込み量、どれくらいの速度で削るかの判断が経験を要する部分になってきますね。

加工の初心者さんは、加工条件の選定が甘くてよく加工NGを出してしまいますが、これは初期の頃では仕方がないかもしれません。

繰り返し繰り返し経験を積むことで、ミスは減っていくものですから。

部品をどうやって固定するかを考える重要性

もし、あなたが今何かの部品加工を頼みたいと思っているならば、固定方法を考えないといけません。

例えば、手元に既製品を持っていて部分的に追加工をしたいとします。

穴あけでも、切り落としでも、面切削でも何でもいいです。

既製品というのは、決まった製造工程を経てその形になっています。

加工には必ず順番というものがあり、中には加工の順番を間違えると作れなくなってしまうものもあるくらいです。

つまり、あなたが追加工を望むとするならば、それは製品の製造工程を無視した要求ということになります。

その要求に応えられるかどうかの判断基準の1つが固定(クランプ)でもあります。

ですから、場合によっては追加工が困難になってしまうこともあるのです。

製品によっては、クランプによる負荷で破損してしまうものだってあります。

強く固定したいが、製品は変形したり傷つけたりしたくないというものほど、困難を極めます。

ここが意外と理解してもらえない部分でもあるんですよね。。。。

部品加工を依頼する時には、こういうことも頭に入れておくとよいですよ!

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