『ショートスリーパー』と『ロングスリーパー』はどっちが長生きするか?

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眠りは人が生きていく上で絶対に逃れることのできない生理現象です。

ただ、人は平等に1日24時間しか与えられません。

仕事や遊び、情報収集などに割く時間の使い方次第で人生損するか得するかが分かれそうな気もしますよね。

単純に1日に8時間の睡眠時間をとる人と、6時間の睡眠時間をとるひとでは1日2時間の活動時間の差が出るわけです。

1年365日に換算すると730時間の活動時間の差がある。

なので、ショートスリーパーは得しているよね!という考えを持つ人もいるし、ショートスリーパーになろうと無理やり睡眠時間を削る試みをする人だっています。

でも、それで寿命が5年短くなったとしたら・・・

さぁ、どうなんでしょうか?

ロングスリーパーとショートスリーパーはどちらの方が寿命が長いと思いますか?

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眠らないと人はどうなるのか?

こういう実験がかつて行われたこともあります。

実質、不眠症を患っている人といえども全く眠らない人はいません。

ただ、夜の決まった時間帯に快適な睡眠時間が確保できないことを不眠と呼びますので、日中の眠気などが出てくる場合もあります。

さて、もしも全く眠らない場合、人間はどのようになるのでしょうか?

1964年のアメリカで高校生が行った興味深い実験があります。

「断眠実験」と呼ばれ、不眠でどれだけ起き続けられるか?また、どのような症状が出てくるのか?を観察する実験です。

結果的には264時間12分(約11日)の不眠記録をつくったわけですが、実験の途中、4日目あたりから明確な症状が出始めて神経質になり白日夢、言語障害、幻想など大脳が司る機能に大きく障害が出始めます。

断眠によって大脳の記憶や言語、感情をコントロールできなくなっていることの表れですね。

情報の整理、集積は大脳で行われますが、それ以外にも大脳では様々な機能を司っていますので神経回路が不眠によってショートしているような状態になっているとも言えます。

言い換えれば、睡眠は大脳における情報整理の潤滑油的存在にもなっているのです。

このこと、よく覚えておいてください。

同じ断眠実験をマウスで行った場合(眠りそうになると電気刺激を与えて起こす)は、1~2週間程度で死んでしまいます。

これは、断食をさせた場合よりも早い時間であり、いかに睡眠が生命維持に重要であるかを示していると言えます。

睡眠という脳の潤滑油が切れてしまい、脳活動が錆び付いて動かなくなる(死ぬ)ということです。

ただ、先ほどの高校生の実験で最も驚くべきことはこの高校生が11日間の断眠の後、わずか半日の睡眠をとるだけで通常の状態に回復したことです。

つまり、睡眠は量ではなく質が大事ということですね。

潤滑油の質が大事なのは機械も同じ。

先ほど睡眠が情報整理の潤滑油と表現しましたが、体が壊れる(死亡する)前ならば、潤滑油(睡眠)をさすことで円滑に脳は動いてくれるということが証明された実験でもあったのです。

寿命を長くするためには8時間の睡眠が必要!?

ネットやテレビの情報で、著名な研究者による「最近の研究結果」ということで睡眠時間と寿命の関係を度々耳にすることはありますよね。

睡眠時間が短いと病気になりやすいとか、寿命が短いとか。

あるいは、逆に睡眠時間が長すぎてもダメだとか。

それを観たり、聞いたりして自分の睡眠時間は長いなぁ、短いなぁと心配を煽るような形になっているのがもったいないです。

そもそも、睡眠は脳の潤滑油的な意味があるわけで、睡眠時間の長さに関係がないであろうことは、先ほど紹介した「断眠実験」から感じることができます。

私が思うところに、体の様々な機能に個人差があるように、最適な睡眠時間にも個人差があるはずではないか?ということ。

つまり、遺伝。

DNAによってある程度の最適な睡眠時間は決まっているんです。

なのに、何故か睡眠時間はどの人も○○時間必要です!みたいなことになっているのか疑問に感じることはある。

例えば、仮に最適な睡眠時間が遺伝子レベルで8時間だと決まっている人がいたとしよう。

その人が、毎日睡眠時間を5時間しかとらなかったら、体には不調をきたすはず。

きっと、寿命は短くなるでしょうね。

逆に、最適な睡眠時間が遺伝子レベルで5時間だと決まっている人が、10時間も睡眠時間を確保すると寝すぎで頭がボーっとするだろう。

やはり、寿命は短くなると思う。

なので、個々に合った最適な睡眠時間をとれないことに感じる「ストレス」が寿命の長短を決めるはずです。

自分の最適な睡眠時間は長いのか短いのかを知る方法は普段の睡眠時間を計算してみればよいだけのこと。

(不眠症の場合を除く)

そうすると、自ずと平均的な睡眠時間ってものがわかるでしょう。

従って、普段の平均睡眠時間が8時間くらいの人が、有効な活動時間を増やそうと無理やりショートスリーパーになろうとするのは、結果的に寿命を短くするのではないかと思うのです。

ちなみに、私は平均して5~6時間の睡眠時間です。

平日であろうと、休日であろうと毎日これくらいの睡眠時間ですね。

0時に就寝して、朝5~6時くらいには自然と目が覚めます。

目覚まし時計を使う事はないです。

これを短い!と指摘する知人もいますが、私は体の不調もないし丁度良い睡眠時間だと感じています。

ショートスリーパー、ロングスリーパーな有名人

何時間の睡眠時間でショートかロングかを判断するかがまず問題になりそうですが、平均的には9時間を越えるとロング。

6時間を切るとショートと言えるみたいです。

では、著名な人たちの中に睡眠時間が短い人、長い人がいるのでしょうか?

例えば、ショートスリーパーとして有名なのはエジソン(4時間)。

世界の発明王という称号を持つ偉大な方です。

かれは睡眠時間が短く、より多くの時間を発明実験に割いていたようです。

日本人だと文豪で医者の森鴎外(3時間程度)や野口英世(3時間)ですね。

あとは、日野原重明さん。

100歳を超えても現役の医師でありつづける秘訣が睡眠時間(5~6時間)だとか。

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あるいは、お笑い芸人の明石家さんま(3~4時間)、ムツゴロウさんこと畑正憲(3~4時間)です。

他にも、たくさんのショートスリーパーと呼ばれる方はいますが、短命だということはなさそうです。

やっぱり、それぞれに合った睡眠時間があるんです。

一方、ロングスリーパーにも有名人はいます。

最も、有名な1人がアインシュタインでしょう。

彼は天才物理学者として有名ですし、研究者だからさぞかし睡眠時間は短いだろうなぁと思っていたら、なんと平均10時間寝ていたようです。

私なら、10時間も寝ると確実に頭が痛くなる・・・・

他にも、漫画家の水木しげるさんも9時間以上は睡眠時間を確保していたようです。

満93歳で亡くなっていますが、長生きしていますね。

水木さんは疲れたら寝ればいいって常に言っていたようです。

無理して起きて仕事するのはダメだってね。

著名な漫画家さんが短命な人が多いのは、寝ないで必死に漫画を描き続けたからかもしれません。

水木さんのように、マイペースが一番なんでしょう。

睡眠時間という縛りに生きることなかれ

ショートスリーパーとして有名な作家の中に京極夏彦がいる。

彼は、眠くなったら寝る。

そして少し寝たら起きて仕事をするというスタイルだったようですが、その睡眠時間は4時間くらいだそう。

それ以上寝ると調子が悪くなったようです。

彼は、睡眠時間に縛られる事なく自分に合った時間の使い方を上手くできた人物の例ではなかろうかと思う。

睡眠時間が長い、短いに関わらず天才や秀才と呼ばれる人物はいるが、いずれにしても共通しているのは自分(遺伝子)に合った時間の使い方を上手くできているかどうかで決まる様な気もする。

8時間寝ないとしんどい人が、無理やり6時間睡眠にしたところで活動の質が落ちては元も子もないだろう。

そういう、睡眠時間の縛りを感じているうちは寿命が短くなってしまうかもしれない。

一番問題なのは、不眠症です。

眠る事への意識が強すぎて、返って眠れないという人もいるし、ショートスリーパーなのに短時間睡眠に不安を感じてしまう人だっている。

ある意味、睡眠にも割り切りは必要だろう。

そうすれば、きっと寿命は長くなるはず。

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