花粉症の数ある対策の効果と違いをズバッと説明しよう!

健康

春先から夏前にかけて、日本人の国民病にもなりつつある花粉症に悩まされる人が多いのですが、その対策は色々あります。

市販のアレルギー薬、病院で処方してもらう薬にマスク・ゴーグル、空気清浄機、あるいは花粉症に効くと言われる食べ物など。

 

でも、それぞれに花粉症に対する予防方法の中身が異なります。

 

どの方法が最も効果的かどうかという問題は、一概に答えが出ないのは自身が実行できるかできないかの違いと体質の違いにもありますので、とりあえずは参考までに知っておくというのは良いかと思う。

ここでは、それぞれの花粉症対策法の中身の違いを紹介します。

 

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花粉の侵入を防ぐ対策法

 

自分がどの花粉に対してアレルギー反応を示すのかを100%認知できている人はほとんどいないと思います。

花粉が飛ぶ季節になると何となしに花粉症の症状が出るんですっていうでしょ。

 

いずれにせよ、花粉症の症状をなくすためには花粉を体内に入れ込まないことが最も理想です。

とりわけ粘膜に花粉が付着すると、目が痒くなったり、鼻水が出たり、喉が痛くなったりします。

 

なので、防衛対策としてはマスク・ゴーグルがあるのです。

デメリットはマスクは毎日新しいものに取り替えて使わないといけないので、ちょっとコスト面で高くつく場合があるということ。

ゴーグルは何と言っても、見た目に抵抗がありますね。。。。

 

室内ですと、空気清浄機も効果的ですが、こちらも適度にフィルターの掃除や交換が必要になります。

空気清浄機の本体の価格は長い目で見ればさほど超高額にはならないでしょうけれど、電気代・フィルター代などのランニングコストはそれなりに必要になりますね。

 

 

花粉は静電気に吸い寄せられて付着しますので、コートや起毛タイプの衣類には外出先でびっしりと付きます。

なので、外から帰ったら家の中に入る前にしっかりと服をはたいておかないと、家の中にも花粉が舞うことになりますから気をつけないといけません。

 

 

 

花粉症を起こすアレルギー反応の抑制

 

マスクやゴーグルをしたところで、100%花粉から身を守ることは不可能です。

なので、隙間をかいくぐって体内に侵入してきた花粉によるアレルギー反応を抑制するために対策をとらないといけません。

 

その代表的なものが、抗アレルギー薬です。

飲み薬や点鼻薬、目薬などがありますし、市販のものと病院で処方されるものにも分けられます。

あまりに症状がひどい場合は病院にて薬を出してもらうのがベストだと思います。

 

 

抗ヒスタミン薬など

抗アレルギー薬と呼ばれる多くの薬は市販薬にしても病院で処方されるものにしても、作用機序は同じです。

 

人の体は花粉が体内に侵入しても、いきなり花粉症の症状が出るわけではありません。

まずは、花粉が異物だと認識することを学習しないと花粉症という免疫システムが働かないのです。

 

一定量の花粉にさらされると、花粉を異物だと判断した免疫システム(リンパ球)がIgE抗体を作り、そのIgE抗体が肥満細胞に結合したものをまずは作ります。

IgE抗体がくっついた肥満細胞が増えると、再び花粉が体内に入ってきたときに花粉が肥満細胞に付いているIgE抗体に結合します。

 

すると、肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー反応を起こす物質を放出するのです。

これによって、くしゃみや鼻水、咳、涙などを誘起して花粉を体外に出そうとします。

 

 

抗体って・・・

どんな種類あるん?

という疑問を感じたら次の記事で説明しているので読んでね。

 

 

抗ヒスタミン薬はこの分泌されたヒスタミンが炎症反応やアレルギー反応を起こすのをブロックする働きを持っています。

分泌されたヒスタミンがそのアレルギー作用を示すためには、ヒスタミンが特定の受容体というものに結合する必要があるのですが、抗ヒスタミン薬はヒスタミンの代わりに受容体に結合して、反応の誘起を抑えます。

受容体に結合してヒスタミンの反応をブロックする薬の種類もいくつかあり、それぞれに強さや持続性、副作用などが異なります。

 

どの薬が最もおススメか?という話はあまり意味のないことかもしれないのは、個体差が必ず存在するからです。

あの人にはよく効くけど、別の人にはあまり効かないなど。

これは、病院で処方される薬でも同じ事ですね。

 

ただ、市販薬の抗ヒスタミン薬には”世代”というもので大きく2つに分かれています。

それらの特徴を知った上で、薬を選ぶとよいのではないでしょうか。

市販されている抗ヒスタミン薬の比較については下の記事を参考にしてみてほしい。

 

 

薬の比較をし、納得した上で購入したとしても、結局は自分の経験から一番合ったものを探すしかありません。

そこだけは理解してほしいと思います。

 

 

花粉症で最も困る症状は鼻水、鼻づまりだと思うが、そこで利用したくなるのが点鼻薬

こちらも、甘い考えで使用するのは危険ということだけ伝えておこう。

詳しくは、下の記事を見てください。

 

 

 

ヒスタミンの遊離の遊離を抑制する食べ物

抗ヒスタミン薬などは花粉の侵入によって肥満細胞から遊離したヒスタミンの働きに拮抗する形で症状を緩和してくれます。

一方で、肥満細胞からのヒスタミンの遊離そのものを抑制してくれる食べ物もあります。

 

その1つが『じゃばら』です。

 

和歌山県の北山村という場所でしか自生していないといわれる幻の果実です。

温州みかんとゆずが自然交配して、偶然にできたかんきつ類ですね。

 

 

和歌山県の北山村に住む人たちは、全国的にも花粉症の人が少ないそうです。

おそらく、このじゃばらをよく食べたり、ジュースで飲んだりしているからではないか?とも言われています。

 

あまり薬を飲みたくないなと思う方は、じゃばらジュースなどもお手頃価格で販売されているので試してみるのもよいかもしれません。

免疫バランスの調整

 

最近は花粉症対策にヨーグルトを叫ぶ声が大きいようにも思えます。

いくつかの乳酸菌株を使った商品がお店の棚に陳列されたりもしていますが、何故ヨーグルト(乳酸菌)を摂取すれば花粉症に効果があるのでしょうか。

あるいは、本当に花粉症に効果があるのでしょうか。

 

 

長野県の木曽地方では、和歌山県の北山村と同じように花粉症の人が少ないらしい。

ですが、木曽地方ではじゃばらのような果実がたくさんとれるわけではありません。

実は、花粉症の人が少ない理由は乳酸菌にあるのではないかと考えられています。

 

木曽地方では『すんき』と呼ばれる伝統的な漬物が多く食べられています。

 

すんきは植物由来の乳酸菌のみで発酵させた漬物であり、食塩や砂糖などは一切使用していないのが特徴です。

乳酸菌がたっぷり入ったすんきを沢山食べる習慣があるので、花粉症にならないのでは?ということですが、乳酸菌の働きが実は免疫機能に大きな影響を与えていることが本当の理由なんですね。

 

では、乳酸菌が影響を与える免疫システムとは?

 

 

異物を直接攻撃するか間接的に排除するか

私達の免疫システムは非常に複雑な仕組みをもっているのですが、大雑把にざっくりと見れば異物を直接攻撃してやっつける反応と、アレルギー反応のようにくしゃみや咳、鼻水を分泌させるなどして異物を体外に排出する反応の2つに分けられます。

 

ウイルスや細菌が体内に侵入してきた時には、体内で増殖して悪さをしないように素早く退治しないといけません。

その時に免疫細胞であるヘルパーT細胞Th1細胞に変身して侵入してきた外敵に対して直接攻撃する抗体を作るように指示を出します。

 

 

一方で、花粉の場合は異物の排除としての免疫システムが働きます。

くしゃみとか鼻水ですね。

この時にはヘルパーT細胞Th2細胞に変身してヒスタミンなどの分泌をするように指示をだし、粘液などによって異物を排除させます。

 

 

注目する点は、いずれの免疫反応もヘルパーT細胞がキーマンであるということです。

ヘルパーT細胞がTh1細胞になるのか、Th2細胞になるのかが花粉症の症状のひどさを左右しているのです。

 

よく聞く免疫バランスとは、このTh1細胞とTh2細胞の働きのバランスのことです。

各細胞はお互いに伝達物質(サイトカイン)を出し合い、それぞれの活性を調節し合っていますが、このバランスが崩れることで免疫システムの偏りができてしまうのです。

 

元々、私たちは生まれた時にはTh2細胞の働きが優位な状態なのですが、徐々にウイルスや細菌と接触する中でTh1細胞の働きが発達するようになります。

ところが、最近では抗菌グッズや空気清浄機などの過敏なほどのクリーン環境が整い過ぎていることもあり、昔に比べてTh1細胞の働きが成熟しにくくなっているという見解もあり、ドイツで発表された研究では「キレイ過ぎる環境も人体にはあまり良くない」そうです。

 

ちょうど、近代化が大きく前進した昭和の中ごろから急激に花粉症人口が日本で増えているのは、こうした環境の変化が原因の1つであるとも言えるでしょう。

あるいは、Th1細胞の成熟が大きく進む乳幼児の頃に母乳栄養か粉ミルクかによっても、アレルギー体質になりやすいかどうかも将来差が出るという考え方もあります。

 

 

いずれにしても、外敵から身を守るのは免疫細胞ですが、体の免疫機能をつかさどる免疫細胞の70%程度は腸内にいることを実はあまり多くの方は知っていません。

腸内環境の悪化が免疫力を低下させると言われるのも、これが原因です。

 

乳酸菌は腸内環境を改善するサポートをするだけでなく、中には免疫細胞への直接的な影響を与える株も発見されており、各社で商品化されています。

ただし、食品から摂取した乳酸菌が腸内に常在菌として定着することはほぼ無いため、乳酸菌による免疫システムへの恩恵を受けるためには一定期間の継続した摂取が必要になります。

 

 

腸内細菌に関する余談

花粉症のテーマからすれば、完全に余談になってしまうが、腸内細菌のパワーというのは徐々に明るみになっている昨今。

実は便秘解消だけやないで!ってことが色々と叫ばれるようになりました。

 

もちろん、便秘に密接な関係があることは間違いありません。

便秘に効果のあるはずの乳酸菌をたくさん摂取しているのに、何故か便秘が解消されないという人は、もしかしたら別の物が不足しているのかもしれません。

それについては以下の記事で。

 

 

 

また、乳酸菌などの腸内細菌がうつ病の解消に非常に効果的であるという報告や実体験は多くあります。

まさか、うつ病が??

どうして脳の病気と腸内細菌が関係あるのか?

気になりますよね。

 

 

もしかすると、まだまだ他の病気と腸内細菌が結びつくような報告がこれからも出てくる可能性はありますね。

期待したい!

 

 

 

花粉症の対策法のまとめ

花粉症は発症すると死ぬまでずっとお付き合いしないといけないと思いがちですけれど、実はそんなことなかったりもする。

年齢を重ねるうちに、アレルギー反応そのものが鈍くなったり、腸内環境の改善が結果として花粉症を緩和することもある。

 

だけど、体質を変化させるというのは時間のかかることでもある。

市販薬にしても、花粉症に効果のある食べ物にしても自分にはどれが一番合っているのかなぁと探ることは必要になる。

万人に効果のある100%の対策法なんてものは、考えにくいのだから。

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