もっと休息のひと時が楽しくなる美味しい緑茶の入れ方

日常
naturalogy / Pixabay

突然ですが、あなたが普段飲んでいる緑茶は入れ方にこだわりをもっていますか?

それとも、何にも気にせずポットからお湯をドバーっと入れて、適当な頃合いに湯のみに入れプハーと飲んでます?

 

もし、そうだとしたらメチャもったいない。

本当はもっと美味いお茶が味わえるかもしれないからね。

 

緑茶の生産は日本各地で行われブランド品も多くありますが、私は近畿圏に住んでいることもあり、昔から好きな産地のお茶として宇治茶をよく買って飲んでいました。

 

ところで、お茶屋さんの店頭で並ぶ緑茶には色々な種類があるのをご存知でしょうか?

 

煎茶・玉露・かぶせ茶・抹茶・玄米茶・ほうじ茶など。

 

それぞれには適切な「お茶の入れ方」というものがあります。

それは先人たちが試行錯誤の末にたどり着いた最善の方法。

 

もちろん、何となく知ってはいるけれども、とりあえず急須に茶葉を適当に入れて電気ポットなどから熱湯を注いで飲むことも多くないですか?

それはお茶のうま味を殺しているんですね。

 

ホッと一息つく時にじっくり味わいながら飲みたい緑茶ですから、是非とも本当の美味さを知ってもらえれば、各産地ごとに違うお茶の繊細な味の違いがわかるかもしれません。

本当のお茶の美味さを引き出す飲み方をお茶の種類別にご紹介したいと思います。

 

スポンサードリンク

 

定番の緑茶(お茶)の種類と違い

日本で生産されて飲まれているお茶のほとんどは緑茶です。

日本全国各地で独自ブランドがあり、新茶の季節にはテレビのニュースでも紹介されるほど文化として定着していますが、緑茶は全く発酵させずに仕上げたお茶であり、半発酵茶であるウーロン茶や発酵茶である紅茶とは味わいが全く異なります。

 

日本と言えば緑茶というイメージも海外では強いようです。

 

さて、そんな緑茶にも茶葉の育て方やブレンドの方法などで種類が細かく分かれています。

まずは自分がどんな種類のお茶を飲みたいと思うか選んでみてください。

 

煎茶・深蒸し煎茶

煎茶(せんちゃ)は緑茶の中でも最もメジャーで多く飲まれているお茶。

緑茶と言えば煎茶くらいのシェアを占めます(60%くらい)。

 

太陽の光を浴びてしっかりと育った新芽を使用します。

適度な渋みが口の中に広がるのが特徴。

 

茶葉は摘採すると時間の経過と共に茶葉に含まれる酵素の働きによって発酵が進みますが、緑茶は茶葉が発酵する前の新鮮な状態で処理をするのが基本です。

 

煎茶の場合は、茶葉を摘採した後に蒸して揉みます。

よく見る茶揉みですね。

この工程で水分を飛ばして茶葉の形を保存に適した形へと変えていきます。

 

「深蒸し煎茶」ってあまり見かけないかもしれませんが、蒸す工程がを通常の2倍にしたものが相当します。

深蒸し煎茶の茶葉は通常の煎茶と比べると、細かく粉っぽくなっているのが特徴で、お茶を入れた時の色が少し濃くなるのですが渋みは軽くなります。

 

 

玉露・かぶせ茶

育て方に煎茶とは大きな違いがあります。

玉露にする茶葉は数枚の新芽が出始めたら茶園に藁(ワラ)や黒いシートで覆をし、日光を遮って20日程度育てます。

 

緑茶の苦み・渋みの元になる成分はカテキンですが、玉露では太陽光が遮られた状態で育てられるのでカテキンの生成が抑制されます。

従って、渋みが抑えられよりうま味(甘味)が引き立つ緑茶になるのです。

 

 

玉露に似たものとして、かぶせ茶(冠茶)があります。

かぶせ茶も同じく太陽光を遮断して育てるのですが、茶葉に直接覆をしその期間が玉露の20日程度とくらべて短く、約1週間程度になります。

なのでカテキンの量は抑えられて渋みが減り、一方でうま味が増します。

 

緑茶の味はちょうど煎茶と玉露の間くらいのイメージです。

 

 

抹茶・碾茶

茶道で使用されるのが抹茶。

抹茶は苦くて苦手ですっていう人も多いけれど、抹茶にも色々な種類があり中には甘味の強いものも多いです。

甘い和菓子の味が引き立つこともあり、スッキリとした苦みが美味しい。

 

抹茶に使用する茶葉は玉露と同じく、藁(ワラ)などで覆をして20日間以上日光を遮断して育てたものになります。

摘採した新芽は蒸した後、揉まずにそのまま乾燥させます。

 

乾燥後は葉脈や茎部分を取り除いておきます。

そして、出荷前に石臼などで挽いて粉上にしたものが抹茶となるのです。

 

なお、石臼で挽く前の状態のものが碾茶(てんちゃ)と呼ばれます。

 

 

茶葉の製撰過程で選別された緑茶

定番とも呼べる煎茶・玉露・抹茶の他に、それぞれの製撰過程で選別された茎や芽を利用した緑茶もあります。

普段はあまり飲まないかもしれませんが、中には高級品も。

 

茎茶(雁金)・芽茶

煎茶や玉露などの茶葉の製撰過程で出てくる茎の部分や芽の部分を選別したものを利用しているのを茎茶・芽茶と呼びます。

 

独特の香りとまろやかな風味(甘味)が特徴。

葉の部分に比べて、茎の部分はうま味成分となるテアニンが約2倍含まれている。

 

元々、茎の部分は光合成が弱いため、玉露やかぶせ茶のように人工的に覆をして日光を遮断しなくても、渋み成分が少ないため雑味が抑えられている。

 

とりわけ高級とされる煎茶や玉露の茎部分を使用した茎茶は別に「雁金(かりがね)」と呼ばれて珍重されていることが多い。

 

 

番茶

番茶と呼ばれるものは、煎茶や玉露などの製品規格として外れたものを総称することが多い。

京番茶と呼ばれるのは一番茶の摘採後に残った茶園を切揃えて得た茶葉を日干ししたものになる。

 

番茶の「番」には「日常的な」という意味があるので、普段から飲む一般的なお茶という意味合いがある。

 

 

緑茶にひと手間加えて作ったお茶

緑茶の葉や茎を焙(ほう)じて(炒って)独特の香ばしさを出したものがほうじ茶。

キツネ色になるまで強火で炒るため、茶葉に含まれるカフェインが飛ばされてスッキリとした味わいになる。

 

一般的な食事用のお茶として利用されることも多く、料亭などでも出てくる。

 

 

玄米茶は蒸した玄米を炒ったものに同量の煎茶や番茶を加えたものです。

炒った玄米の香ばしさがほうじ茶とまた違った味わいをもたらしてくれます。

 

 

 

種類別、美味しいお茶の入れ方

自分が飲んでみたいなぁと思う茶葉を購入したら、それに合った入れ方をしないと本来の楽しみが半減してしまいます。

特別に細かい道具等は必要ないので、是非とも試してください。

 

玉露の入れ方

茶の量 : ティースプーン4杯程度(8g)

湯の量 : 100ml(半カップ)

湯の温度と待ち時間 : 45℃5分間 または 60℃1分30秒

※低い温度で入れるとまろやかさが引き立ち、高温で入れるとさわやかな風味になります。

 

 

かぶせ茶・煎茶・茎茶・番茶

茶の量 : ティースプーン4杯程度(8g)

湯の量 : 200ml(1カップ)

湯の温度と待ち時間 : 75℃1分間 または 85℃30秒

※低い温度で入れるとまろやかさが引き立ち、高温で入れるとさわやかな風味になります。

 

 

玄米茶・ほうじ茶

茶の量 : 大さじ2杯(10g)

湯の量 : 300ml(1カップ半)

湯の温度と待ち時間 : 熱湯 5~15秒

 

 

ひと手間加えて美味しいお茶を楽しむ方法

使用する水もお茶の抽出には重要になります。

軟水を使用して十分に沸騰させたものが好ましいとされます。

特に水道水を利用する場合はカルキ臭を消すためにも鍋の蓋を開けて沸騰させます。

 

湯のみは可能であれば、事前にお湯で温めておくとベスト。

 

複数の湯飲みに急須から注ぐ場合は、お茶の濃さが均等になるように注ぎ分けをします。

この時、急須にお茶が残らないように出し切れたら良い。

 

あるいは、玉露を除いた他の茶葉の場合は急須に入れる湯量を半分にしておき、一煎目、二煎目を一緒に入れる方法もあります。

 

 

お茶の入れ方に注意することで得られるメリット

今はペットボトルのお茶も美味しいものが沢山売っていますが、やっぱり自分の好きなお茶の種類はどれかなぁとお茶屋さんで選ぶのも楽しみの1つです。

 

ただただ高級な銘柄のお茶を購入しても、適当な入れ方をしてしまうと払ったお金がもったいないということにも。

折角ですから、一番美味しいと感じることができる入れ方でリラックスしてもらえればと思います。

 

お茶にはカテキン、サポニン、テアニンに加えてビタミンも含まれており健康な体づくりには最適な日常飲料です。

ついつい面倒になって、急須でお茶を入れることも少なくなっているかもしれませんが、楽しみながら飲めば健康寿命も延びるとされている緑茶パワーはまだまだ未知数です。

 

緑茶本来の味わいを楽しむ習慣をつければ、産地ごとに異なる味の違いに目覚めるかもしれませんよ!!

是非、緑茶の飲料回数を増やしてください。

 


sponsored link

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!

コメント

  1. […]  健康を考える町工場の薬剤師ブログ もっと休息のひと時が楽しくなる美味しい緑茶の入れ方http://anm7242.net/pingye.sakura.ne.jp/2017/01/02/greentea/日本各地で緑茶の生産が行われブランド […]

タイトルとURLをコピーしました