ブラインドリベット(ナット)の使い方とは?それは超便利な道具

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薄い鉄板やアルミ・ステンレスの板を使って金属のDIYをする時、知らないと困ってしまうことがある。

それは材料が薄い板であるが故にネジ止めができないと悩むことだ。

でも、知っている人はそんなことでは悩まないんだな、これが。

ってこのページを見ている人は知っているよね。

そう、ブラインドナット(ブラインドリベット)というアイテムを。

日本では巨大シェアを誇るブランド名としてポップナットエビナットで有名かもしれませんが、名前は知っているけれどどうやって使うのかまではよく分かっていないんですっていう人のために、今回はその簡単な使い方を紹介しよう。


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ブラインドナット(ブラインドリベット)の使い道

普通に考えたら、1ミリとか2ミリの板にネジ止めできるようにネジ穴を加工しようとしても無理なことは解るだろう。

まさかタップ加工するわけにはいきませんしね。(できないし)

じゃあどうすればよいのか。

その時に使用するのが、ブラインドナット(ブラインドリベット)だ。

「ブラインド」というのは見えない(隠れる)という意味であるように、ネジ山が視覚的に隠れた状態に後付けして使う。

その種類も色々とあるのだが、概ね個人で使用するものは限られてくる。

これを使えば、わざわざ溶接付けしなくても薄い板にでも何かネジ止めが簡単に実現できるようになる。

用途としては、家電製品類、自動車、自動販売機など薄い板が使われているような製品には多く利用されている。

その形もサイズも色々とあるが、M3~M12くらいまでのサイズが主流だろう。

この範囲のサイズを超えると、ブラインドナットとしての機能を果たせるかどうかに問題が生じるからだ。

ブラインドナットの使用例

ブラインドナットにも色々とあるが、ここではM6ネジ用のブラインドナット(ステンレス製)を使用した例を紹介しようと思う。

ちなみに、ここで使用するブラインドナットは弊社で取り扱っているものです。

では実際に使う準備として、薄い板を用意しましょう。

こんな物ですね。

穴はキリ穴でOKです。

(写真は鉄製の3ミリの板にM6、M8、M10用のそれぞれの穴を開けています)

ブラインドナット(ブラインドリベット)の下穴規格

ブラインドナットの各下穴の大きさはサイズごとに決まっています。

例えば、今回のM6ネジ用のブラインドナットを使用する場合は、下穴としてΦ9(直径9mm)の穴を開けます。

その他の規格等はこちらのファイルを参照してください。

各メーカーごとに規格は0.1ミリ程度の差がありますが、そこまでシビアに考えなくても大丈夫だと思います。

というか、0.1ミリくらいならDIYレベルだと誤差の範囲内だろう。

ただし、あまり雑に穴を開けてしまうと今度は強度が弱くなったり、ブラインドナットそのものが穴に入らない事態にもなるので、ある程度の注意は必要。

まぁ、電動ドリルでいけるでしょう。

ブラインドナット(ブラインドリベット)を使うための道具がリベッター

さぁ、やろうか!

と思っても、ブラインドナットを薄い板に取り付けるためにはもう1つ道具が必要なんですよ。

それが、ナッター

ハンドナッターなら、スターターキットとして少量のナットが各サイズセットになって3000~4000円くらいで購入できます。

注意しておきたいのは、ナッターとリベッターは違うってこと。

えっ!?

何?

リベッター、ナッターって2種類あるの?

そう思った人もいるかもしれません。

ハンドリベッターはナッターよりも安く購入できる相場になっていて、概ね1500~2500円程度で購入できます。

何だか混乱してきたって人のために、簡単に違いを次に書いておきます。

ブラインドリベットとブラインドナットの違いは何?

ブラインドリベットブラインドナット

これらは、基本的に薄い板に使用するという点では同じです。

溶接止めが出来ない樹脂製の物とかにも適用できます。

ブラインドリベットは薄い2枚の板をくっつけるための道具。

簡単に絵に描くとこんな感じ。

  1. まずは、くっつける板2枚に規格サイズの穴を開ける。
  2. そこにリベットを差し込む
  3. リベッターを用いて、リベットの中の芯(棒)を引き上げてかしめる
  4. 芯を抜く

この過程で2枚の板がリベットによってかしめられる(結合される)のです。

ブラインドリベットにはフラワーリベット(花びらロック)というものもあります。

それについては、下の記事をどうぞ。

一方でブラインドナットはというと、「かしめる」という要領は同じだけれども薄い板にネジ穴を作るというのがポイント。

これも簡単に絵に描いてみるとこんな感じ。

わかりますか?

リベットは板を結合させる道具。

ブラインドナットは薄い板にネジ穴を作るための道具。

間違えて購入しないように、よく確認してくださいね。


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ナッターでブラインドナットを薄板にかしめる(取り付ける)

ブラインドナットを使用するためには、購入したハンドナッターの先にM6のブラインドナットを上の写真のようにセットします。

詳しい使い方は購入したナッターの箱等にも記載されているはずですが、まずはナッターに付属のマンドレルを取り付けます。

大概は一番小さいサイズのマンドレルが装着された状態で売られているので、目的のサイズのネジに合わせて随時マンドレルを取り替えます。

今回はM6用ネジのブラインドナットを使用するので、M6ネジのマンドレルを装着します。

マンドレルを装着したら、次はストッパーを入れます。

ストッパーのネジを回して適当な位置までナッターに入れた後はいよいよブラインドナットをマンドレルのネジに回して入れていき、ストッパーに当たるまで差し込みます。

この後はいよいよ、ブラインドナットをかしめますので、ナッターに取り付けたブラインドナットを穴を開けた薄板に刺し込みます。

穴にブラインドナットを刺し込んだら、あとはゆっくりとトリガー(引き金)を引きます。

この時、結構力がいりますが最後まで引いてください。

そうすると、ブラインドナットが薄板を挟み込むようにかしめられます。

こんな感じですね。

ここまで、トリガーを引いたらマンドレルを回してナッターとブラインドを離します。

すると、板に取り付けられたブラインドナットが完成。

上から見るとこんな感じ。

横から見ると、板を挟み込むようにブラインドナットが変形しているのがわかりますよね。

これで、薄い板にもボルト(ネジ)を刺し込めるようになりました。

ブラインドナットには材質が鉄製、アルミ製、ステンレス製、その他あります。

安いのは鉄製。

だけど、錆びやすい。

アルミは軽いが強度が弱い。

ステンレスは錆びないし強度もあるが価格が高い。

なので、自分にあったものを選んで使ってください。

中には六角形になっているものがあります。

それはかしめた時に強度が増すメリットを持っていますが使い方は同じです。

「ハンドナッターなんか買うのもったいない」という人へ

そんなに頻繁に使うものでもないし、わざわざハンドナッターを4000円くらいも出して購入するのがもったいないと思う人もいるでしょう。

その場合は、使いやすさでは劣りますがちょっとナッターというものもあります。

1500円以下で購入できるナッター。

ナッターとは言いますけれども、実際はナッターのトリガーを引くかわりにメガネレンチを使ってやる道具です。

1回、2回の使用でそれっきりになりそうならば、こちらを選択してもよいかもね。

【番外編】プレスで入れるブラインドナット

先ほどのものはナッターを用いてブラインドナットをかしめる使い方をしましたが、他にもプレス機を用いてい使うプレスインナッター(プレスブラインドナット)というものもあります。

名前の通り、プレスをかけてブラインドナットを装着するタイプ。

簡単な絵で表すとこんな感じです。

ま、個人で使うことはほぼ無いでしょう。

でも、こういうのもあるよってことで。

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