熱も出ない原因不明の子供の嘔吐、その理由と対策方法

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ある日突然、子供が何の前触れもなく嘔吐をすると親はかなりビビります。

さっきまで元気だったのに、いきなり吐きますから。

まるでマーライオンのごとく。

うちの娘は2歳半でこれになった。

リビングで盛大に吐いたので、じゅうたん1つ捨てましたし。。。

本記事では以下の3つの条件に当てはまる場合の嘔吐について書いています。

  • 熱はなし。
  • 下痢もしていない。
  • 吐く時以外は元気に遊んでいる。

そんな原因が分らない子供の嘔吐には、原因がわからないとしつつも理由があります。

その対策方法を参考にしてください。


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自家中毒(周期性嘔吐症)による子供の嘔吐を疑ってみよう

食あたりや食中毒の場合、ほとんどで下痢や発熱があり子供もぐったりするようになります。

ところが、自家中毒の場合は発作的に吐き気が出て嘔吐するため、そばにいる親はびっくりすることになる。

しかも、発熱はないし下痢もしない。

『自家中毒』という言葉は正式な病名ではなく、特に物理的な要因が不明な子供の嘔吐症状を主に指す言葉であり2~10歳くらいまでの間で起こりやすいとされています。

症状も風邪をひいたときのような感じにもなりますが、根本的な原因は風邪とは違います。

今の今まで元気に遊んでいたのに、右見て左を向くとドバァァっていう感じにいきなり吐きます。

吐いた時は少し元気がなくなりますが、少しするとまた元気にケロッとして遊びだします。

なんとも不可解に親の目には映ることだろう。

先ほどの3つの条件が当てはまる場合は、この自家中毒(周期性嘔吐症)を疑ってみよう。

自家中毒の診断基準の1つ『ケトン体』について

自家中毒のメカニズムとして確実にこれが原因だと言えるものは無いのですが、診断基準の1つに血中ケトン体濃度の上昇が挙げられます。

自家中毒と診断される子供のほとんどで血中にケトン体が多く検出されるのです。

フェニルケトン尿症は自家中毒とは全く別の病気なので混同しないようにしてください。

この病気では食品のタンパク質に含まれる必須アミノ酸の1つフェニルアラニンをチロシンという別のアミノ酸に変換する酵素の機能が生まれつき低下している病気のことを指します。

ケトン体とは体の中にある乳酸や脂肪酸、アミノ酸が不完全に代謝されたときに出来る産物です。

少し難しいかもしれませんが、普段、私たちは糖分(グルコース)を摂取してそれを分解して活動エネルギーとしています。

ところが、何らかの理由で糖が分解できない、あるいは糖が不足しているような状況になると枯渇するエネルギーを補うために、ブドウ糖の代わりに脂肪に蓄積された脂肪酸や筋肉中の乳酸などを分解するようになります。

その時に分解した代謝産物としてケトン体が発生するのです。

例えば、重度の糖尿病患者の場合はブドウ糖を摂取してもインスリンが不足しているため、うまくブドウ糖をエネルギーとして利用できなくなりますので、放置すると脂肪が分解されてケトン体が増えてしまいます。

あるいは、ダイエットにより過度の食事制限や高負荷の運動をすることで、絶対的なブドウ糖不足が起こり血中のケトン体が増えます。

血中にケトン体が増加すると、脳の嘔吐中枢を刺激することによって頻繁に嘔吐したり、腹痛や頭痛を引き起こします。

また、ケトン体は脂肪酸の分解などによって作られるわけですが、子供いおいては自律神経機能とも深く関わりがあり、過度のストレスが加わると自律神経のうち交感神経が必要以上に刺激されるようになります。

交感神経は脂肪の燃焼を促進するように働きかけるため、ストレスによって血中のケトン体量が増加してしまうのです。

血中に溜まったケトン体は尿中に自然排泄されますので、もしも吐き気を催した場合は点滴などにより水分と糖分を補給して排尿を促す処置が病院ではとられることが多い。

子供の場合、ケトン体が血中に多くなってしまう原因は様々ですが、よくある例を挙げてみましょう。

思い当たる節があれば気をつけてみてください。

遊び疲れた後に食事を摂らずに眠ってしまった

日中、子供を連れて公園へ行き、おもいっきり遊び回らせると子供は遊び疲れます。

帰宅すると、疲れもあってご飯も食べずにバタンキューなんてことありませんか?

子供は大人と比べてまだまだ貯蓄できるエネルギーが少ないため、どうしても疲れやすいのですが食事を摂らずに寝るとエネルギー源となるグルコースが不足してしまいます。

それによってケトン体が増加するのです。

これが原因の場合は、寝起きにドバァっと吐くケースが多いようです。

習い事の発表会や入園式・卒園式などの『緊張する』シチュエーションがあった

子供も大人と同じようにストレスは感じており、特に今までと違う環境に入るような時に自家中毒(周期性嘔吐症)を発症することもあります。

自家中毒の原因の1つがケトン体であるとしましたが、自律神経機能が乱れることに相関関係があることが指摘されています。

大人でも緊張すると胃が痛くなることがありますが、同じことが子供でも起こります。

とりわけ、2~3歳くらいまでの子供は神経機能の調節が未発達なことも原因の1つです。

自律神経の乱れによる自家中毒では、嘔吐物に消化不良のものが出てくることがよくあり、食べ物が胃で正常に消化されていないことを示唆しています。

胃腸系の活動をコントロールするのが自律神経であるため、このようなことが起こるのです。

しばらく子供に親がかまってあげられずに1人で遊ばせていた

親が仕事で忙しい。

二人目の子供ができてから、上の子にかまってあげていない。

子供は寂しがりやさんです。

1人でおりこうさんに遊んでいるなぁと放っておくのは、知らず知らずのうちに子供の中にストレスを溜めていることになっていることが多い。

『子供の赤ちゃん返り』という言葉を聞いたことはあるだろうか?

自分のことが少しできるようになる2歳くらいからよく見られる行動で、特に2番目の子供ができて親がなかなか自分にかまってくれなくなると出てくる様子です。

これは、一種のストレスのサインとみてよいだろう。

つまり、子供が寂しくて吐くのはストレスのためです。


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胃腸風邪と診断されることが多い突然の嘔吐

子供が嘔吐を繰り返し心配になって病院に行くと、医師からは「う~ん、胃腸風邪でしょうな」って診断されることも多い。

薬としてビオフェルミンなどの整腸剤をもらって帰る経験をしたことはないだろうか?

嘔吐を繰り返す状況では、もちろん胃腸系が弱っている可能性は高い。

なので、ビオフェルミンを飲むことで整腸作用が働きある程度おさまるだろう。

しかし、根本的に自家中毒を薬で治療しようと考えないほうがいい。

なぜなら、自家中毒は薬で治すものではないから。

薬の飲み過ぎに要注意しよう

最近の子供に増えてきたようにも思えるアレルギー

頻繁に小児科にお世話になっているお子さんも多いが、風邪薬、アレルギー薬など色々と薬の飲み続けてはいないだろうか?

薬は本来、体にとっては害のあるものという位置づけだと私は思っている。

毒をもって毒を制するに通じる部分もあるのだ。

抗がん剤がその代表的な例だろう。

一番良いのは薬を飲まない体づくりをすることだが、子供の場合はそうもいってられないのは確かである。

ただし、あまりに薬を飲み続けることは、それ自体が原因となって自家中毒を引き起こしかねないのだ。

アレルギー症状がひどいという場合、腸内フローラ(お腹の中の腸内細菌環境)を改善することでも抜群の効果がある。

重度の花粉症だって、腸内環境がよくなれば鼻炎や目のかゆみが軽減されます。

私は個人的に腸内環境を整えるということにすごく注目しています。

不眠症やうつ病などの脳の病気?と思われてきたことさえも、実は腸内細菌が関与していて、今後もさらに他の病気にも腸内細菌の関与が明らかになるような気がするのです。

親としては、子供のアレルギーや健康にすごく敏感になります。

食べ物に対するアレルギーも最近では増えていますよね。

昔はそんなことなかった気がするのですが、これには母乳の関与も示唆されていることを考えると頷けるところはあります。

何かとアレルギーで病院から薬をもらってきては飲ませる機会も多いかもしれませんが、薬に頼らないアレルギー体質の改善は腸内細菌にアリ!ということに、みんな気づき始めているはず。

あとは、どうやって改善するかだけですね。

ちなみに、もちろん大人・子供問わず便秘にも腸内細菌は重要です。

ただ闇雲にヨーグルトやサプリメントを利用しても効果がないこともあるので要注意です。

もっと肝心なことは別のところにあるのです。

それについては別記事でも書いていますのでどうぞ。

子供が嘔吐した時の対処法

子供が嘔吐を繰り返した時に注意しておかなければならないことは、脱水症状を起こしてしまうことだ。

どうしても、嘔吐をすると子供は少しぐったりし、食欲も減退してしまう。

仕方のないことではあるが、脱水症状には注意し、スポーツドリンクなどを飲ますようにしよう。

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また、糖分の補給としてアメをなめさせるのも有効な方法です。

運動をした後、あるいは嘔吐した後だと胃腸系が食べ物を受け付けない状態にあるでしょうから、アメを口の中に放りこんであげてください。(アメを飲み込むかもしれない場合は、ブドウ糖の粉末がドラッグストアなどにも売っているので探してみてください)

ブドウ糖の補給にアメを舐めさせたりすると自家中毒を防止できる可能性は大きいです。

フルーツジュースに含まれる糖の多くは果糖(フルクトース)なので、自家中毒の子供に飲ませてもブドウ糖の代わりにエネルギー源として有効ではありません。

自家中毒の子供に避けるべきこと

子供が突然に嘔吐し自家中毒を疑った場合、たとえ吐いた後にケロッと元気になったように見えてもしばらくは避けておくべきことがある。

それは、食べるものの種類だ。

スナック菓子、牛乳などの脂肪分の多いものは極力避けるべきです。

自家中毒はブドウ糖の代わりに脂肪酸が燃焼してできたケトン体が原因の1つであると考えられているので、できるだけケトン体を作らせないようにしなければならないからです。

子供が食べやすいうどん、おかゆなどの炭水化物が理想的と言えるでしょう。

まとめ

自家中毒は特別な病気でも恐ろしい病気でもありません。

親がキチンと子供の生活を見てあげることで防止することもできるし、万が一吐いたとしても適切な対処をしてあげることで焦る必要もなくなります。

しかし、嘔吐には重篤な病気が隠れている可能性もあるので、頻繁に吐くようであれば1度は診察を受けておくことを薦めます。

突然の嘔吐にもしっかりと対処してあげてください。

ちなみに、食中毒かも?と思った場合にセルフケアで対処すべきか病院に行くべきかについては下の記事を参考にしてください。


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