中国の部品加工メーカーと取引をしていて困ることの1つが、荷物が通関で引っ掛かって届かないということじゃないでしょうか?
輸送スピードが売りのはずの航空便なのに、荷物が発送されてから一週間経っても届かないと非常に困りますよね。
特にDHLはユーザーが多いとは思いますが、DHLって荷物が止まること多い気がします・・・
どうやったら荷物が止まらないようになるのでしょうか?
その対策方法を紹介してみます。
荷物の内容物をインボイスの品名にわかりやすく明記する
とにかく税関で引っ掛かる理由としては
- 内容物が何か分からない
- 何に使うものなのかが分からない
- 関税がかかるものなのか?そうでないものなのか?税区分がハッキリとさせられない
という理由だと思います。
DHLから電話があって「〇〇の荷物の中身ですが、使用目的は何でしょうか?」という問い合わせが来ることがあります。
その時に、使用用途などを明確に説明できればよいですが、ほとんどの人は説明できないんじゃないかなと思います。
お客さんから部品図面をもらって、その図面通りに中国メーカーに部品を作らせているだけ。
その部品がどのように使われるかなんて知らない。
ですよね。
なので、DHLから連絡を受けても説明のしようがありません。
困った困った。。。
そんなことをしていると、なかなか荷物の通関が終わらずにどんどん到着日が遅くなるわけです。
たぶん相当イライラするはず。
そんな時は適当に答えておきましょう。
車の部品を作る製造機械の装置とか、装置の駆動部分の機械部品ですとか。
嘘でも仕方ないです。
モノによっては守秘義務があって、情報を言えない場合もあるでしょうし。
というか、そんな問い合わせが無いようにしたいんだよ!!!
と思うのは私だけじゃないはず。
100%ではないですが、問い合わせを回避するためにインボイスの品名を具体的に明記するという方法があります。
例えば「傘」とか「ガラスコップ」と書かれていると、それが何かを疑う余地はありませんよね。
それと同じで、部品名を具体的に記載してもらうように中国メーカーにお願いするのも1つの手段です。
その時に「軸」とかじゃなく、「印刷機械用駆動軸」とか「プラスチック金型用ガイドポスト」など用途も何となくわかるように記載するのがコツです。
通関で引っ掛かるものとして、個人的な経験上多いのは品名が数字やアルファベットの羅列のものです。
中身が一体何なのかさっぱり分からないものは、開梱してチェックされるので時間がかかるんです。
sponsored link1箱あたりの荷物の重量をできるだけ軽くする
インボイスの品名をより具体的に明記することの他、荷物の重量をできるだけ軽くするというのも効果があるらしいです。
あくまでも「らしい」ということですので、100%確実に荷物が早く届くという保証はないのでご了承ください。
DHLなどの航空便の場合、長さの制限とか重さの制限がある程度あります。
特にDHLの場合は、一人で苦なく持てるサイズ・重さにすることが望ましいと実際に私は言われました。
運賃表には80kgとか100kgという区分まで記載されているのですけど、普通に考えて100kgの荷物を一人で抱えて運ぶなんて無理ですよね。
重ければフォークリフトを使えばええやん。
と思うかもしれませんが、手間がかかるので後回しにしちゃいたいというのが本音らしいです(笑)
荷物がたくさん山積みになることは多いようですが、そんな時こそ、軽い荷物から先にどんどん処理するらしいです。
重くて動かしにくい荷物はどうしても後回しになるとか。
DHLの荷物追跡でいつまで経っても香港のDHLセンターで「処理保留中」となって動かない!!!
どうなってんだ!!!
という場合は、荷物が重くて後回しにされている可能性が高いですよ。
とりわけ、DHLなどの場合は中国現地と日本現地では完全に業務が切り離されているので、日本に入ってこないとDHLに問い合わせをしようが何もできないという。
部品を発送してくれた中国メーカーに頼んで、中国現地のDHLに督促をかけてもらうしかありません。
でも人間ですから、面倒なこと・しんどいことは後回しにしちゃうよね。。。
ということで、中国メーカーにも極力荷物は小分けにして1箱あたりの荷重を軽くしてとお願いするようにしましょう。
最初の運賃計算もそのつもりでやっておく方がベターです。