ブラックジャックみたいな職人独立しても町工場で食っていけない理由

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God Hand (ゴッドハンド)それは神の領域に達した達人の腕を指す。

もしも、町工場の職人にゴッドハンドを持つブラック・ジャックのような職人がいたとしても、おそらく彼らは生きていけない。

たとえどんな難しい加工でも失敗することなく出来るとしてもだ。

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感想(12件)

ブラック・ジャックとは手塚治虫の漫画であり、医師免許はもっていないけれども、どんな病も治療してみせる孤高の天才外科医を主人公とした物語です。

ただし、彼は治療のみかえりとして高額報酬を要求するという闇医者でもあるのです。

物語の本質は生命とは何か?医療とは何か?というものをテーマにしている医療漫画ですので、一度読んでみると手塚治虫の思想がわかるかもしれません。

※手塚治虫は自身も医師免許を持った異色の漫画家です。

もしも世の中にブラック・ジャックのように ”絶対に失敗しない” 医者がいたとしたら、それは神ですが、絶対に失敗しない医者なんかいないし、絶対に失敗しない町工場の職人もこの世にはいない。

世間でゴッドハンドと崇められている医師や職人がいるけれども、できることには限りがあります。

それでも、もしも、仮にゴッドハンドを持つ職人がいたとしたら、彼はそれだけで独立して飯を食っていけるのでしょうか?

いや、おそらく無理だろう。

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仕事の獲得に苦悩する町工場のブラックジャック

天才外科医と言われる医者をテレビなどで見かけることはありますが、彼らのことを私たちが知っているのもメディアのおかげです。

あるいは、口コミのおかげです。

職人としての栄誉ある黄綬褒章だって、何かしらの媒体にのって多くの人に知られるからこそ与えられるわけで、メディアさえも見つけていない誰も知らないところにいるゴッドハンドはゴッドハンドとは呼ばれない。

他者に認められてこそゴッドハンドという称号が与えられるわけです。

また、仕事の獲得も他人に認められることから得られます。

それは、ある集団(会社など)に属して積み上げることで認めてもらえます。

そこに仕事があるのは、所属する集団(会社など)のおかげでもあるのです。

属するところがあるから、そこに関わる人たちが認知してくれるようになり噂が広がります。

どこの誰かもわからず、信用できるかどうかもわからないような人に仕事は依頼できませんよね。

たとえ、その人がゴッドハンドの持ち主であっても。

だからみんな認知してもらうために、営業活動をしたり広告を出したりしているわけです。

ただ、凄腕職人というだけでは仕事が勝手に舞い込んでくるとは限らない。

『価格が高い』はものづくりでは最高のネック

ゴッドハンドを持つ凄腕職人が独立したとする。

仕事の獲得のため、「俺の腕は天下一品でどんな加工も絶対に失敗せずにやれる!」

そう PR した営業活動をしたとしましょう。

ブラック・ジャックにならうならば、その加工代はめちゃくちゃ高いと想定できる。

おそらく、誰も仕事を出してはくれないでしょうな。

医療の世界は「金はいくらかかってもいいから!!」というセリフが出たとしても、ものづくりの世界ではあり得ない。

「いくらでもいい」という言葉が客先から出たとしても、本当にいくらでもいいわけじゃないです。

大抵は後から「高いなぁ!」とか言われるんですよ。。。。

「いくらでもいい」って言ったやん!!と思うかもしれないが、常識的な金額があるやろ?と返されるのがオチ。

常識って何??

いつも疑問に思うのは私だけやないだろう。

つまり、ものづくりの世界ではコストが高いというのは最高のネックになるということです。

価格ありきでの話があるのは普通ですからね。

意外と誰もできない加工というものがない

部品加工の世界では、「この加工は誰もできない」というものがほとんどない。

というのも、設計者がとんでもなくアホで加工のことを考えない人だったら別ですが、大抵は加工のことを考えて部品設計されている。

よく加工相談を色々な会社に持ちかけたとき、「こんなん、どこもできないと思うわぁ」と返事をもらうことがあります。

でも、これはあくまでもその会社では加工が難しいのであって、物理的にできない加工というわけではないことが多い。

超難しい加工はありますが、できない加工はない。

たぶん、どこかの会社がやります。

なので、そこを攻めて「俺に任せろ!」と言うには、お客を見つけるのに苦労すると思います。

どこの誰がそんな仕事を持っているかわかりませんから。

営業・広告の仕事と職人の仕事のノウハウが違う

もう1つは極論ですが、ブラック・ジャックは医者ですが、町工場の職人は気質がまた少し違います。

本業は技術者(エンジニア)であって、マーケッターでもないし営業マンでもありません。

なので、どんなに凄い技術を持っていても、仕事の獲得にかかる営業や広告の領域では素人かもしれません。

駆け引きとか、価格交渉とかすごく大事ですけど、職人気質だと俄然ぶっきらぼうになりそうです。

昔ながらの職人集団が飯を食っていけている会社は、昔からの繋がりで仕事をもらっていたり、あるいは新たに営業や広告に注力できる人材を入れるなどのテコ入れをしているからです。

孤高の天才職人というだけでは飯は食えないのです。

どこかに所属して仕事を与えてくれれば別ですが。

幅広く仕事を獲得して飯を食っていく職人になるためには

まず第一に重要なことは仕事ができることは言うまでもないですけれど、ブラック・ジャックのように何でも失敗なくできる必要はないと思う。

というか無理だ。

自分に出来ること、これから出来るようになれそうなこと、チャレンジしたいことを分けて営業・PR 活動をしていかないといけない。

現場での作業はお金に直結するので大事だし、わかりやすいけれども目に見えにくい営業活動も同じくらい重要です。

「営業活動」という言葉にアレルギー反応を起こしそうになる職人さんは多いですが、何もスーツ姿で飛び込み営業することだけが営業ではないと私は思っています。

現に、そのような営業活動を私はしません。

できないから(笑)

自分のところに来て欲しいお客様はどんな人や会社なのか?をターゲティングして攻めるしかありません。

自分はこういう加工が得意だから、それを求めるお客を集めるのです。

その手段の 1つはブログやホームページです。

インターネットの活用は欠かせないですね。

弊社もインターネット経由のお客様がありますし、ブログやホームページを使うメリットは 24時間自動営業してくれるということ。

もう、この文句は有名ですね。

だけど、何を書いたらいいかわからない。

更新する内容がない。

難しそうで面倒くさい。

高額費用がかかりそう。

関係なさそうな問い合わせが多そう。

というような理由から未だにホームページやブログをもたない町工場は多い。

でも、本当に集客したいなら始めるべきです。

ブログは記事の蓄積によってどんどん肥大化させていく媒体ですが、ホームページは決まった箱の中のピースを埋めるイメージです。

ただ、その中に書く内容は自分よがりの「俺はこんなことが出来るんだぜ!」みたいなことだけを書いても相手の心に刺さりません。

自分が出来ることで、「あなたに○○なメリットを与えます!」というベネフィットの提供を前面に出さないといけないのです。

ホームページなどの見た目云々に終始悩む人がいますが、それ以上に大事なのは中身(コンテンツ)であって、ネットを使って検索する人たちというのは何かしらの悩みを解決したくて検索しているので、その悩みを解決します!ということを書けばいい。

そうすれば、きっとお客は吸い寄せられてくるだろうと思います。

部品加工であれば、こんなハイスペックの機械を持っていますよ!とかじゃなく、こんな加工できますよ!とかでもなく、こんな製品つくりますよ!という最終の形を見せる方がわかりやすいですね。

あとは自分で工夫して、自分が頼むとしたらどんなことを書いていれば問い合わせするかな?と考えればいい。

あるいは、第三者に感想や意見を聞いてみるといいですね。

ブログのように頻繁に記事更新ができないよ!という人はホームページ作成から始めてみてはいかがでしょう?

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