部品加工依頼の「い・ろ・は」

旋盤加工によるネジ切りにおける注意点

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町工場で働く Akimaru です。

 

部品加工の世界は奥が深く、わずかな見落としが問題になることも多いです。

今回は、ネジの加工について素人さんや部品加工初心者がついつい見落とす注意点について書いてみよう。

 

経験者からすれば、当たり前の事なんだけどビギナーにとっては謎なことかもしれません。

 

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ネジの加工方法あれこれ

JIS規格(日本工業規格)に定められている一般的なネジの加工はいくつか方法がありますが、雌ネジ(ナットとか)と雄ネジ(ボルトとか)では加工方法がそれぞれ異なります。

 

まず、雌ネジのように、ネジ穴を加工する時に多く利用されるのはタップです。

 

まず、ドリル(キリ)で穴をあけて、そこにタップと呼ばれる工具でネジきりする方法。

この方法だと、タップそのものがJIS規格に沿って作られているので、最も簡単に加工できます。

 

 

他にも、マシニングセンター(フライス盤)でねじ切りカッターを使ってネジ穴の加工をする方法もあります。

この場合は専用のネジ切りカッターをスパイラル動作させながら加工します。

ネジ切りカッターとタップは工具の形が似ていますが、使い方が異なります。

(引用:misumi)

 

 

もう1つの方法は旋盤加工機で刃物によりネジ切りをする方法。

加工物の回転と刃物送りをネジのサイズに合わせて動かせば、ねじ山が加工できます。

旋盤加工であれば、雄ネジも雌ネジもどちらも加工できます。

 

(引用:monotarou)

 

 

この他に、雄ネジを大量生産する時に使われる転造ダイスによる加工もあります。

これは、予めネジ山を加工した丸ダイスや平ダイスで未加工の丸棒を挟み込み捻り切ることで、丸棒にネジ山が加工できる仕組みです。

ダイスは焼入れをした硬い金属を使用します。

 

 

旋盤加工のネジ切りは注意が必要

タップやネジ切りカッター、転造ダイスによるネジの加工とは違い、旋盤によるネジ加工では正確に加工できているかどうかをチェックしないといけません。

 

ネジ加工のプログラム上では間違いが無くても、使用する工具の磨耗具合や機械の精度などによって、微妙にネジが規格からズレてしまうことがよくあるのです。

雌ネジを削る時は、ゲージ代わりにボルトが入るか加工の都度チェックしたりします。

雄ネジを削る時は、ゲージとなるナットなどが入るかチェックします。

 

もし、ボルトやナットが入らない場合は、機械で工具補正値を入力してネジが入るように調整しなければなりません。

 

 

初心者の頃は、何も気にせずネジを旋盤で加工し、ゲージチェックをせずに加工品を機械から外してしまうことがあります。

そして、お客様から「ネジが入らない!」とクレームがくるのです。

一度外した加工品を再度旋盤機にセットして、ネジ切り修正をするのはそこそこの職人レベルがないと難しい。

 

ネジ加工の修正できないぃぃ!!

 

って嘆いている姿は幾度となく見てきましたから、あなたもご注意を。

 

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