妊娠中にコーヒー(カフェイン)に注意しないといけない本当の理由

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町工場で働く異色の薬剤師 Akimaru です。

寒い朝に温かいコーヒー

食事のあとの一杯

そして、ちょっと仕事に疲れた時のコーヒータイム

最高ですよね。

毎日コーヒーを1杯は最低でも飲まないとおかしくなりそうと公言している人もいるくらい、コーヒーは多くの方に愛されている嗜好品の1つです。

街を歩くとき、喫茶店やコーヒー店から漂う香りに何とも言えないリラックス効果を感じるのは私だけじゃないはず。

それほどコーヒーには不思議な力がありますよね。

でも「妊婦はコーヒーを飲んじゃダメ」って聞いたことがあるかと思います。

コーヒー好きな妊婦さんにとっては、コーヒーが飲めないことに拷問にも似た苦痛を感じるかもしれません。

そもそも、妊婦がコーヒーをのんではいけないと言われるのは、カフェインが含まれているからなのですが何故だか知っていますか?

ここでは、その理由について説明すると共に、カフェインを気にせずコーヒータイムを満喫する方法も紹介します。

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妊婦がカフェインを摂取しない方がよい理由

カフェインには薬理作用として興奮作用、利尿作用、強心作用などがあり、夜にコーヒーを飲むと不眠になる人がいるのはカフェインの興奮作用によるものです。

また、カフェインには胃酸分泌を促進させる作用があり、これが朝に飲むモーニングコーヒーで便通がくる原因になっているのではないか?ということを以前書いたので、気になる人は見て欲しい。

健常人であれば、カフェインはよほどでない限り過剰摂取になることはありませんが、濃いコーヒーを頻繁に飲む人の場合、一種のカフェイン中毒に陥ることがあるので注意してほしい。

例えば、コーヒーを飲まない時間が長くなると頭痛が起こることがあります。

本来、カフェインには頭痛を和らげる作用があるのだが、それは脳の血管を収縮させることによるものです。

ただし、持続的なカフェインの摂取は、逆にカフェインが切れた時にはその反動で血管の拡張が起こってしまいます。

頭の血管拡張は周囲の神経を圧迫して痛み(頭痛)を引き起こすのです。

これは、いわゆるカフェインの離脱症状と言われるものですね。

カフェインの過剰摂取をしなくても、カフェインの薬理作用が強く出るケースはあります。

それが妊婦さん。

主な理由は次の通りです。

通常、経口摂取したカフェインの血中濃度は摂取後1時間以内にピークに達しますが、体内で半分の量まで代謝されるのに5時間くらいかかります。

これを半減期と呼びます。

カフェインを分解するためには、肝臓にあるCYP1A2とモノアミン(MAO)と呼ばれる2つの酵素タンパク質が必要になるのですが、1歳になるまでに生体機能として補完されるようになります。

ところが、妊婦の場合はカフェインを分解するこの酵素が一時的に減少してしまうのです。

(特に妊娠後期)

従って、妊婦の時期にカフェインを摂取すると、通常よりもカフェインがなかなか分解されずに血中をグルグルまわります。

そのうち、胎盤を通じてお腹の中の胎児にもカフェインは巡ってしまうのです。

カフェインの分解・排出がまだまだ未熟な胎児にとって、そのストレスは大きく、流産・早産・発達生涯や未熟児出産に繋がってしまう懸念が出てきます。

ですから、妊婦はカフェインを摂取しないように注意するべきなのです。

もちろん、授乳中も同じくカフェインは摂取しない方がよいです。

これは、おっぱいの中にカフェインが含まれてしまうからですね。

乳児がカフェイン入りのおっぱいを飲んでしまうと、代謝不全で何らかの健康被害がでるかもしれませんのでご注意を。

中には100%絶対にカフェインを摂取してはいけないということはない!だから何mgまでなら飲んでも大丈夫ですよ!という情報はあります。

ですが、実際にあなたが飲むコーヒーや緑茶などにどれくらいのカフェインが含まれているかを正確に把握できますか?

きっとそれは難しいはずですよね。

なので、私は極力避けるようにするのが安全だと思います。

コーヒーが持つリラックス効果

コーヒー = カフェイン というイメージが鮮烈に脳に刺さる人もいますが、コーヒーが持つリラックス効果はカフェインによるものとは限りません。

コーヒーが持つ独特のふんわりした香りが脳を休めさせるのです。

一種のアロマテラピーにも似た作用ですね。

嗅覚というのは、五感の中でも最も脳に近いシグナル伝達をするところだと知られています。

喜怒哀楽などの感情、気持ちが良い、不快だという感情にダイレクトに信号が届くのも嗅覚だけです。

懐かしい臭いで遠い記憶が一瞬にして蘇ることがあるのは、嗅覚が強い記憶に結びついているからです。

コーヒーの香り成分は一説によれば数百種類にも及ぶとされ、コーヒー豆の産地(種類)によって風味が異なるのはこの香り成分の組み合わせが違うからだと考えられています。

いずれも、好みはあるかもしれませんが、コーヒーの香りを嗅ぐとコーヒー好きな人では脳波レベルでα波(リラックス状態)を測定することができるようです。

ストレスが溜まりやすい妊婦さんにこそノンカフェインコーヒー

妊娠をしている間は、ストレスが非常に溜まり易い期間です。

お腹の中の胎児には常に注意を払うことで、精神的な負荷は大きくなります。

味覚が変化して、好きだった食べ物が嫌いになったり、逆のケースもあります。

また、無性に特定のものを食べたくなったりすることもあります。

他にも、妊婦さんそれぞれにストレス要因は様々あると思いますが、それらを少しでも和らげてあげれるようにすることが大事です。

ストレスを感じるような状態では、お腹の中の胎児に良い影響があるはずがないですから。

もしも、コーヒーが好きという方はノンカフェインコーヒーでリラックスタイムを作っては如何でしょうか?

これなら、カフェインが入っているからという理由で我慢する必要もないので、安心して楽しめますよ。

カフェインレスのコーヒーは味がいまいちだという意見も多いですが、苦味・酸味のバランスがよく浅煎から深煎まで幅広く取り扱っているショップもあるので、是非利用してみよう。

このショップでは妊娠中の方や授乳中の方などに「美味しいコーヒーを安心して飲んで欲しい」ということをコンセプトにされています。
【コトハ:コーヒー公式ONLINE SHOP】

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